□君距離、04■ ページ4
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直人「俺の彼女になる?」
そう言った片岡先輩の表情は真剣そのもの。
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朝から何言ってるんだろう…この人。
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「や、あの……」
直人「んも〜そういう顔やめて(笑)
朝から何言ってるのこの人、見たいな顔!」
「えっ…」
なんで読まれてるんだ私の心…
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直人「ね?俺は本気だけど?」
そう言って片岡先輩は私の手をぎゅっと握った。
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「あ、あの…ちょ…」
離そうとしても離れなくて困っていると
がらっと生徒会室のドアが開いた。
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直己「あー…直人さん…!」
そう言って長身の小林先輩が生徒会室に入ってきた。
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直人「うわー…良いところだったのに!」
直己「どう見ても困ってるじゃないですか!…ごめんねAちゃん」
「あ、いえ……」
小林先輩が来てくれたことで私は一安心。
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直己「何もされてない?」
「えっ、あ、はい!」
手…握られたけど。
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直己「んで…直人さん、何をやればいいんですか?」
直人「この書類…まとめて」
直己「わかりました。」
片岡先輩は如何にも機嫌が悪そうで、思わず笑いそうになってしまった。
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「……」
よく考えれば、あーやって助けてくれた小林先輩も
お兄ちゃんや片岡先輩と一緒なんだよなぁ……
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直己「どうしたの?」
「えっ、あ、いや…」
……全く遊んでるようには見えないんだけどなぁ…
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作者名:SKちゃん | 作成日時:2014年10月27日 0時