□君距離、22■ ページ22
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岩「……隆二さんね、完全ユリちゃん狙いだよ?」
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そう言われて頭が真っ白になった。
……私が被害妄想していたことがほんとになるなんて。
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岩「あ〜もちろん本気じゃないと思うよ(笑)
そりゃ遊びの付き合いだと思うし?」
「……」
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岩「きっとユリちゃんだって隆二さんのこと好きでしょ(笑)
それなら嬉しいんじゃない?狙われて。」
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岩「…なに黙ってるの?(笑)」
「別に」
岩「傷ついた?」
「…別に」
岩「……そりゃ傷つくよな〜好きな人が自分の親友狙いだなんて」
岩田くんの言い方はすごく楽しそう。
もう…馬鹿にされた気分。
私の気持ちも知らないで。
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岩「……やっぱ傷ついてるでしょ?」
「…なんなの」
岩「ん?」
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「岩田くんは、人の恋を馬鹿にしたいわけ?
…楽しそうに私に傷ついた?とか聞くけど
そんなに傷つけたいの?
私の気持ち知ってるならさ……」
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一瞬だった。
私の言葉を塞ぐように
唇が重なったのは。
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作者名:SKちゃん | 作成日時:2014年10月27日 0時