□君距離、16■ ページ16
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生徒会の仕事を終えて
家に帰ろうとしていた。
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？「Aちゃん？」
後ろから聞き覚えのある声がして
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振り向けば
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「と、登坂先輩…？」
臣「あ、よかった、Aちゃんだ、間違ってたらどうしようって思ってた(笑)」
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臣「一緒に帰らない？」
「あ、はい！」
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ということで、登坂先輩と一緒に帰ることになった。
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「……」
臣「……」
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お互い何も話さないまま、薄暗い道を歩いていた。
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臣「……、Aちゃんいつもこんな暗い中帰ってるの？」
「えっ、あ…、はい」
臣「危険だな…」
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ぼそって登坂先輩が呟いて
「へっ…？」
思わず聞き返した。
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臣「ん〜？だってこんな暗い中で一人で歩いてるなんて
危険じゃん？」
「えっ、そんなことないですよ！」
臣「いや、危険…だから俺決めた。」
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「な、何がですか…？」
臣「毎日俺と一緒に帰ろう？」
「へっ…？え？」
臣「悪いけど、拒否権なしね？」
「えっ、あの…？」
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登坂先輩から突然そんなこと言われて戸惑ってしまった。
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臣「…Aちゃんとあんまりかかわる機会ないし？
それに…」
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そのあと登坂先輩は何かぼそぼそ言っていたけど
聞き取れなかった。
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作者名：SKちゃん | 作成日時：2014年10月27日 0時
