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98* ページ8

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あれから、




隆二先生と女の人のことが頭から離れないまま




お昼を食べて



ちょっと話して帰ってきた。


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健二郎くんたちと話したけど




話の内容は頭の中には全く残っていない。


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「…はぁ……」




ため息なんて…いつぶりだろう。


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ずっと幸せな気持ちだった。



今ももちろん幸せ。



幸せなはずなのに。


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先生のこと…疑ったりしたくないのに。




疑ってしまいそうな自分が居た。


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ベランダに出ると




大きな丸い月が光っていた。


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「…電話…してみようかな。」




聞かなきゃ。




ちゃんとすっきりしよう。


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電話を耳に当て




2コールで隆二先生は出た。


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隆「もしもし…?」




「もしもし…」




隆「どうした?Aから電話かけてくるなんて…」


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隆二先生の優しい声を聴いたら




思わず言いたいことが言えなくなった。


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「……」




隆「A…?」


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「…声が聴きたくなっただけだよ。」




違うよ。




先生…あの女の人誰?って




聞きたいんだよ。


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隆「そっか…なんかすげぇ嬉しい(笑)





 そう言えばさ今日山下とかと遊んだんだろ?




 どうだった?」


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「楽しかったよ…?すごい楽しかった。」


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なんで言えないんだろう。




どうして聞けないんだろう。


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なんで…先生のこと疑ってる自分がいるんだろう。


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作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時

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