116*臣 ページ26
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今日は、隆二よりも先に来客が居た。
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臣「んで…ここまで押しかけてくるなんて
そんな大事な用なんすか?」
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見た目はすっげぇ綺麗。
だけど、どこか花がなくて。
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たぶん、この人がAちゃんを傷つけたんだろうな。
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実「そんな、変な言い方しないでくださいよ(笑)
今市さんにお話があって…」
臣「どっかで待ち合わせすればいいんじゃないっすか。」
実「そんな冷たい言い方やめてくださいよ(笑)」
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見た目は本当にタイプだけど
すっげぇイライラする。
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二人の仲を傷つけた人なんだ、この人は。
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そんなことを考えていたら
ドアが開いた。
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隆「臣〜……って、え?」
隆二は目を大きく開けて
その女の人を見た。
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実「お久しぶりです、今市さん。」
男の前では猫かぶりまくりだな、この人。
俺といるときと声が全然違う。
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隆「あの…なんの用ですか?」
実「ちょっと、お話したいことがあって」
隆「後でもいいですか?俺行かなきゃなので。」
実「あ、はい…」
隆二は走って保健室を出た。
そりゃ、Aちゃんのところ行くだろうな。
今日学校に来てんだから。
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実「行っちゃいましたね…」
臣「わかってるんでしょ(笑)どこに行ったかは」
実「さぁ…」
俺がそういうとこの人は目を逸らした。
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臣「人を傷つけてまで隆二を手に入れたいんですか」
実「傷つける…?なんのこと?」
ダメだ、イライラする、この人。
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俺のイライラを頂点に達し
思わず隠していた写真を
その人に差し出した。
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作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時