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112* ページ22

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岩田くんに紅茶を入れて




私は岩田くんに向かい合うように座った。


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「教室まで…行きたかったんだけどね」




岩「行きづらかった?」



「んー…ちょっとね。」

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怖いもん、誰に何を言われるかわかんないし。

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岩「ゆっくりでいいんだよ…落ち着いたら来なよ。」




「うん…ありがとう…」


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前の一件があり、岩田くんとは少し距離を置いていたけど…




だけど、あの優しさは変わっていなかった。


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岩「それでさ、マネちゃん」




「ん…?」




岩「今市先生のことで、言いたいことがある。」




「……なに…?」


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岩田くんの真剣な顔を見たら




少しだけ…嫌な予感がしたんだ。

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岩「今市先生…お見合いしてたんだって」


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ほら…予感は当たった。


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「えっ…?」




岩「転校生のやつが、言ってたんだ。」


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直人くんが…?




もしかして…




あの時引き留めたのは、このことを話したかったから…?



いや…でも私たちのことは知らないし…

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「なんで…直人くんが?」



岩「…そのお見合い相手が…




 転校生の姉貴だったんだって」


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岩田くんから放たれた言葉は




私の心に傷をつけた。


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岩「本当かわかんねぇけど…写真貼ったのも転校生の姉貴だろうな…」


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この前私が女の人といたことを聞いたとき




隆二先生は「その人とは何もない」と言った…


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先生の嘘つき……




なんもなくないじゃん。

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作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時

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