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携帯の着信音で目が覚めた。
先生と放課後デートしてから…
寝ちゃったんだ…
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携帯には『マユコ』と表示されている。
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「もしもし…?」
『A…今すぐ学校来て…』
「えっ?どうしたの…?」
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マユコから放たれた言葉は
私にとっては最悪な言葉だった。
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『Aと今市先生が一緒にいるところの写真が
校内にばら撒かれてる。』
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私は急いで支度をして
学校に向かった。
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校門の前にはたくさんの人だかり。
そして、私に気づいた生徒たちは
私を軽蔑した目で見つめた。
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「なんで……」
誰が…こんなこと…
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『A!』
マユコは私を抱きしめて
走って屋上に向かった。
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私はこの時ただただ放心状態だった。
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『…A…』
屋上に着いた途端、我慢していた涙が出てきた。
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『写真は、今登坂先生がはがしてくれてるから…』
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マユコによると
その写真は全クラスに貼りだされていたらしい。
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「……どうなっちゃうのかな…」
『大丈夫だよ…大丈夫。』
マユコの優しい声を聞いたら
少しだけ…落ち着いた。
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作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時