101*隆 ページ11
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片岡さんに連絡したところ…
「今日逢えます」とのこと。
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学校が放課後になり
今日は部活がないため俺は帰る支度をしていた。
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この水色の封筒を見るたび
ただただ後悔が募った。
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駐車場に向かう途中、
「せんせ!」
隆「A…!」
Aが声を掛けてきた。
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こいつの笑顔を見ると
改めてこいつが大事なんだって思う。
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「あ、ごめん、急ぎだった?」
隆「んー、大丈夫」
「そ、っか…?」
隆「どうした?」
「んー…なんでもない!」
隆「なんだよ(笑)」
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Aの顔を見ると
少し目が腫れていた。
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隆「泣いたの?昨日」
「えっ…?泣いてないよ…」
わざとらしくAと笑って誤魔化していた。
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隆「どうした?」
俺はAの頬に手を置き
問いかけた。
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「先生……離れていかないでね…?」
隆「え?」
「離れていかないで…せんせい…」
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隆「A…」
「不安になっちゃっただけなの。
気にしないで?」
隆「離れていくわけない…
Aが大事、俺にとっては一番なんだよ。」
「……ありがとう、その言葉聞けただけで安心。」
Aはにこって笑って
じゃあねって言って去って行った。
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だけど、本当はそれだけじゃなかったなんて
あの時の俺にはわかんなかった。
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作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時