検索窓
今日:3 hit、昨日:15 hit、合計:240,714 hit

101*隆 ページ11

.









.








.

片岡さんに連絡したところ…




「今日逢えます」とのこと。


.








.

学校が放課後になり




今日は部活がないため俺は帰る支度をしていた。


.








.

この水色の封筒を見るたび



ただただ後悔が募った。

.








.

駐車場に向かう途中、




「せんせ!」




隆「A…!」




Aが声を掛けてきた。


.







.

こいつの笑顔を見ると




改めてこいつが大事なんだって思う。


.







.

「あ、ごめん、急ぎだった?」




隆「んー、大丈夫」




「そ、っか…?」




隆「どうした?」




「んー…なんでもない!」




隆「なんだよ(笑)」


.







.

Aの顔を見ると




少し目が腫れていた。


.







.

隆「泣いたの?昨日」




「えっ…?泣いてないよ…」



わざとらしくAと笑って誤魔化していた。


.







.

隆「どうした?」



俺はAの頬に手を置き



問いかけた。

.







.

「先生……離れていかないでね…?」




隆「え?」




「離れていかないで…せんせい…」


.







.

隆「A…」




「不安になっちゃっただけなの。




 気にしないで?」



隆「離れていくわけない…




 Aが大事、俺にとっては一番なんだよ。」




「……ありがとう、その言葉聞けただけで安心。」




Aはにこって笑って




じゃあねって言って去って行った。


.







.






.


だけど、本当はそれだけじゃなかったなんて




あの時の俺にはわかんなかった。


.







.





.

102*隆→←100*隆



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
502人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。