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その男の子は



悲鳴にちょっと戸惑っていた。


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岩「ん…なにこの悲鳴。」




そして岩田くんが目を覚ました。


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「転校生…来たの。」



岩「ふーん、興味無いわ」



そう言ってまた岩田くんは寝てしまった。


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先「じゃあ、自己紹介を」


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?「片岡直人です、宜しくお願いします!」



その挨拶とともにまた女子たちは悲鳴を上げた。


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確かに……かっこいいな……なんて。


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先「じゃあ、片岡くんの席は一番後ろの席な!」




直「はい!」



一番後ろの席…?って。



私の後ろの席じゃん!


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ちらっと後ろを向けば



片岡くんがにこって笑った。


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直「宜しくね?」


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この笑顔を見て、こりゃ悲鳴あげるな…って思った。


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そんなことを考えていたら



SHRが終わり、その途端女子たちは



片岡くんの前に集まった。


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『Aちゃん、席借りてもいいかな?』



片岡くん狙いであろう女の子は



そう問いかけてきた。


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「うん、全然いいよ」



私が席を立つと



女の子たちは争うように私の席に座った。


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片岡くん…学校一モテるな…この感じ。


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ボケーっと考えていたら


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「きゃっ…!」



女の子たちを押され



転んでしまった……


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あれ…?




でも、痛くない…


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ふと顔を上げると




岩田くんが……


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作者名:SKちゃん x他2人 | 作成日時:2014年8月25日 15時

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