声優界の愛されプリンセス 2

勘違い ページ27

梶side







「 あなたのことが … 好き 、なんです …
私と … 付き合ってくれませんか？ 」







え？ (人1)の声だよね？


それに誰かに告白 … してた？



(人1)には好きな人が居たんだ …







「 いいよ 、俺でよければ 」


「 ほ 、ほんとですか …
嬉しい … 私 、今 、すっごく幸せですっ … 」


「 俺も 、こんな可愛い子が彼女だなんて嬉しいよ 」







う 、楽屋入りたいんだけど入りづらいな …


なんかいい感じだし邪魔しない方がいいのかな？







遊佐「 梶くん 、ドアの前で何してるの？ 」


梶「 遊佐さん 」


遊佐「 楽屋入るなら入りなよ 」


梶「 いや 、あの 、今は楽屋に入れないというか … 」


遊佐「 何言ってんの 笑 入るよ 」 ｶﾞﾁｬ


梶「 あ 、遊佐さん！ 」


遊佐「 おはよう 」


「 遊佐さん 、おはようございます！
梶くんもおはよう 」


入野「 おはようございます 」


梶「 え 、(人1)と自由くん？
てことは(人1)は自由くんのことが好き … 」 ( 小声


「 梶くん 、何ブツブツ言ってるの？ 」


遊佐「 今日の梶くんはなんか変だな 。
さっきもドアの前にずっと立ってて中に入れないとか
変な事言ってたしね 」


「 もしかして … さっきのセリフを勘違いしてるとか？ 」


梶「 セリフ？ 勘違い？ 」







どういうこと？


全然話が見えないんだけど







入野「 え 、さっきの映画のセリフの練習のやつか？ 」


「 そうだと思います 。
私が自由さんのこと好きだって告白してたって
勘違いしてるんですよ 、きっと 」


入野「 だから楽屋に入りづらかったってことか 」


「 そうでしょ？ 」


梶「 そっか 、映画の主役やるって言ってたもんね 。
その練習だったんだ 、よかった … 」


遊佐「 梶くんが勘違いしてたって訳か 笑 」







ほんとじゃなくてよかった …


安心した …







「 自由さんは演技が上手だから
練習の相手してもらってただけだからね 」


梶「 勝手に勘違いしてごめんね 笑 」


「 それに 、そもそも好きな人いないしね 」


自由「 え 、いないの？ 」


「 いませんよ 」


遊佐「 じゃあ僕たちのことは好きじゃないの？ 」


「 好きですよ 、もちろん 。
でも付き合うとかそういう好きじゃ … 」


遊佐「 さらっと酷いこと言うよね？ この子は 」


「 す 、すいません … 笑 」

リプ返→←熱愛

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す