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河村さんと会ってしまった次の日、オフィス。彼の言った『今のところは』が気になって、さっきからちらちらと様子を伺っているんだけど、特に何かしてくる様子はない。
涼しげな顔をしてコーヒーを飲んでいるのが羨ましい。私は昨日全然寝れなかったんだよ？
気になるけど仕事をしないわけにもいかないし、ずっと見ていたら何かからかわれそうだから、イヤホンをつけて作業に集中することにした。河村さんのことだから、きっと気にするだけ無駄だ。
「ねぇねぇA、今度の日曜日時間ある？」
くるりと振り向くとそこには雑誌を手にした山本さんがいた。何だろう、と首を傾げると、ニコニコしてあるページを見せてくれた。
『春のいちご特集！』と題されたページには、色々ないちごのスイーツがのっていた。その中でも一際目を引くのが、
「いちごパフェ、」
大きいいちごがたくさんのっていてすごく美味しそう。
「そう！そのパフェをね、みんなで食べにいくんだけど、Aも一緒にどう？」
行きたい。めちゃくちゃ行きたい。だってこのパフェ絶対美味しい。
でも、生憎日曜日は予定がある。キャンセルできないこともないけど、パフェが理由ではさすがに相手に悪い。残念だけど、と山本くんに断りをいれると、じゃあまた今度別の食べに行こうね、と言ってくれた。優しいなぁ。
実際予定はあるのだけど、あんな可愛いカフェに行ったらきっと私は写真を取らずにはいられないし、絶対ついでに服とか色々見たくなる。休日の自分を見られたくない身としてはやっぱり断るしかなかった。
「行きたかったな、」
まぁ今度1人で行けばいいや。
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エリッサ(プロフ) - ぷいさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます〜！ (2020年4月28日 19時) (
レス) id: 31771c3fff (このIDを非表示/違反報告)
ぷい(プロフ) - 河村さん推しなのでめちゃくちゃ好きなお話でした(T_T)ありがとうございました(T_T) (2020年4月27日 3時) (レス) id: 791f8d2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリッサ | 作成日時：2020年4月12日 21時
