19冊目 ページ20
い...おい...おい!!
『!?』
声が聞こえて目を覚ます
クロム「おい!大丈夫か?魘されてたぞ!」
『あぁ...大丈夫...悪い。』
クロム「今から川にいくらしいけど体調が悪いなら無理しなくていいぞ!」
『平気だ。俺もいく』
俺の返事を聞くと、分かったと倉庫を出ていく
頭がいたい...
だが、こうしてはいられない
俺は身支度をして千空のもとへ急いだ
ーーーーーーーー
昨日、見つけたらしい磁石を手渡され砂鉄を集める
小学校の時砂鉄で遊んで大惨事になった以来見ていなかったが
なんとも面白いほどくっつく
が...
千空「すげぇな雌ライオン。テメーらの村は全員ああなのか」
クロム「怪力ゴリラは何人かいるけどな、身軽なゴリラはコハクだけだ」
『つか、ゴリラはいるんだな』
コハク「だから、ゴリラじゃない‼」
コハクが砂鉄を集めるなか、俺ら三人組は岩に座りサボっていた
俺単純作業苦手なんだよね
執筆も単純作業だって?
そんなことないよ頭使ってるもん←
コハク「というか、ほとんど私が集めてるじゃないか砂鉄」
「君たちも少しは身軽に働け」
「「『サーセン』」」
クロムが3発拳骨を貰っていた
コハクさんが般若のような顔をして怖いので大人しく砂鉄集めを再開する
すると上流からドンブラコ〜ドンブラコ〜とスイカが流れてきた
俺たちの近くまで来るとスイカから子供が出てきた
どうやってはいてってたんだ?
地味に気になるなw
コハク「スイカじゃないか!」
千空「スイカっつう名前なのか?」
クロム「あだ名だぜ。多分」
あだ名かぁ
嫌な思いでしかないなぁ
スイカ...が言うには俺たちの手伝いがしたいらしい
千空「実におありがてぇ。科学王国は来るもの拒まず猫の手も借りてぇんだ」
「クク...頼むぜスイカ」
それだけ言うと千空は砂鉄採取を再開した
俺はその千空のあとを追いかける
『スイカのことについて聞きたいこととかないの?』
主にスイカを被っている理由について
ちなみに俺はすごく気になる←
千空「あ?」
「特にねぇよ。ただ
『あー、さいですか』
もう少し人類に興味を持ってほしいよね
俺の小説に出てきたクールな変人のように「生きている人間には興味がない」っていつか言いそうだな
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作者名:けふ(きょー) | 作成日時:2021年3月30日 18時