思春期の短編集【呪術廻戦】

頼りない【両面宿儺】 ページ8

高専教師宿儺×生徒A(準1級術師)




*




「オイ小娘」

『あれ、宿儺先生……』

「こんな雑魚相手に時間かけてどうする。さっさとやらんか」

『こんな雑魚……？特級の呪霊がですか…』




Aに宛てた任務が等級違いだと連絡を受けた。

なかなか帰ってこないから様子を見にきたらこのザマ。
ボロボロのAに笑う呪霊。




「まあ良いだろう。生きていた事は褒めてやる。
…お前も覚悟は出来ているんだろうな」




大切な生徒に傷付けた事を思い知るがいい。

____領域展開。






『やば…さすが先生！一瞬で片付いた！』

「帰るぞ、歩けるか？歩けないな掴まれよ」

『せせせせ先生？！歩けます！降ろしてください！』

「暴れるな大人しくしろ」




こんな細くて頼りない体で呪術師など……命知らずか。




「治療済んだら飯食いに行くぞ」

『…え、もう夜10時ですよね？』

「お前の体が頼りないからな。もっと太れ」

『ってどこ触ってるんですか！セクハラです！！』

「触り心地だけは評価してやる」




赤い顔をしてワーワー騒ぐA。

怪我してるくせに元気な奴だ。



時期に静かになって抱かれたまま眠りについた。




「…全く、無防備な小娘だ」




あの白髪目隠しに頼まれて引き受けたものの、教師というのは悪くはない。

こうして可愛い生徒を受け持つことができるのだから。








*リクエスト頂いておりました！
教師だったら貶しながらも助けてくれるだろうなと思って書いてみました。

短くなってしまってすみません！

※制御不能【夏油傑】→←※最期には【五条悟】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す