THE RAMPAGE の うさぎちゃん 2

▽ 風邪2 ▽ ページ18

樹side





しばらくして、冷蔵庫のゼリーと薬を持ってAの部屋に向かう。



「 …入るよ 」



ドアをノックして部屋に入ると、すーすー寝てるA。



ほんと、寝顔赤ちゃんみたい。



Aの顔にかかってる髪を耳にかけてあげると、ん…って起きた。



「 おはよ 」


『 いつき、くん…おはよ… 』


「 顔色良くなったね 」



頭をぽんって撫でてゼリーを渡すとそれをじーっとみつめるA。


…そっか、力入んないのか。



「 貸して 」



ゼリーを受け取って蓋を開けて渡すと、潤んだ目でこっちを見つめるA。




「 ふは、ごめん。笑 」


『 …もぉ 』



あーんしてほしいんだって。可愛すぎでしょ。


ゼリーをスプーンですくってAの口にもっていくとぱくって食べてくれる。




「 おいし？ 」


『 うん… おいし… 』



ゼリーを完食したA。
全部食べれたってことは、少しは良くなってるってことなのかな？



「 はい、薬 」


『 やだぁ… 』



そう言いながらもちゃんと薬を飲んで、寝る体勢に入ったA。



「 よし、寝てな 」


『 …ん 』



ごみを持って部屋を出ようとすると、きゅって掴まれた腕。



「 …どした？ 」


『 …ここに、いて？ 』




…こんなA、初めてすぎる。


ごみをテーブルの上に置いて、Aの布団に入ると、わたわた慌てだす。



『 ち、ちがっ、布団には、入ってこなくて…っ、 』


「 ん？ 」


『 …風邪、うつっちゃうよ 』




シーツを口元まであげるA。


目だけ覗かせて吸い込まれそうな瞳で俺をみる。



辛そうなのみると、変わってあげたくなっちゃう。



「 …Aがはやく元気になるなら、いいよ」


『 よくないよ… 』


「 大丈夫だから、もう寝な？ 」


『 …うん 』



目を閉じたAの前髪を分けておでこに優しくキスを落とす。



やっぱりAが元気ないと静かだし、つまらない。

…だから、はやく元気になってね。





オマケ_____



北人「 A、大丈夫かな… 」

陸「 心配すぎて、やばい 」

翔吾「 はよ帰ってAんとこ行きたい 」

翔平「 俺がパジャマになってあげないと 」 ←

慎「 僕、帰っていいですか？ 」

陣「 気持ちはわかるけど、あかん。笑 」

彰吾「 樹、何気に心配。笑 」

健太「 何もできなそうだよね 」 ←

北人「 ねぇ、もうAが心配。やっぱ俺帰ります。俺が看病します 」

陣「 北人は強制トレーニング 」 ←






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