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俺は焦ってた。何故なら放課後になっても深澤君がノートを返してくれなかったからだ。
深「あ〜。ごめん返すの忘れてた。俺の机の中入ってるから、勝手に取って帰って!」
帰り際。やっと深澤君を見つけた俺は、見た目がいかつそうな友達数人に囲まれていて若干ためらったが、勇気を振り絞って声をかけた。
中にはギャルっぽい見た目の女の子もいて、深澤君にベッタリくっついて「早くカラオケ行こ〜よ!」と甘えた声で言っていた。
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自分も女ならそんな風に出来たのかな。
「・・・・分かった。じゃあまた明日。」
そう思うと少し胸が傷んたが俺は誰もいない教室に再び帰った。
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・
「いや教科書置きすぎだろ。」
ほぼ全教科置き勉してるであろう深澤君の机の中を探ると俺のノートを見つけた。
本当に深澤君らしいな。
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「よし。誰もいない。」
誰もいないのを確認し深澤君の席に座ってみる。
・
いや、俺だいぶきもいことしてるな。
すぐに深澤君の席から立ち上がって離れた。
・
さっきの女の子は彼女なんだろうか。でも今は居ないって誰か言ってたよな。
深澤君ってチャラいって聞くけど実際はどうなんだろ。案外付き合ったら一途な気もする。
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俺には関係ないか。
そう思って帰ろうとした時
・
・
・
深「あれ?もう俺の席座らなくていいの?」
終わった。
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作者名:みみりん | 作成日時:2022年10月23日 20時