あの子は放っておけない系女子②[ ヒロアカ ] (ページ18)

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快翔「いや～Aちゃんすごいね～！
やられたよ～」

『ありがとうフラップ。』

快翔「戦闘スタイルも技も
日向そっくりだったよ。」

『…本当？私もママみたいな
ヒーローになれるかな？』

快翔「なれるよ。絶対に。」

こうして私の期末試験の実技試験は終わった。

____教室

お茶子「Aちゃんのあの技！すっごかった！」

『本当？ありがとう！』

梅雨「轟ちゃんの氷結みたいだったわね」

『うん。参考にさせてもらったの！』

焦凍「そうだったのか？」

『エンデヴァーに水の攻撃を強化しろって
言われて、怪我してても水操ったりするのは
できるかなって思って特訓してたの。』

焦凍「Aは大人しくしてられないんだな」

爆豪「はっ。お転婆野郎だからな。」

『むぅ…お転婆ってなんかやだ。』

爆豪「本当の事だろうが。ノロマで鈍臭くて
それでいてお転婆だからすぐ怪我すんだろうが」

『かっちゃん酷いよ！！ほぼ悪口！！』

といつも通り言い争いをしていると

「「「かっちゃん！！！！？」」」

『ほぇ？かっちゃん…だよ？』

と言いながらばくごーくんを指さすと

お茶子「ちゃう！今までばくごーくんって…」

透「いつの間にか距離縮まってる…！」

と目をキラキラさせながら見てくる
透ちゃんと三奈ちゃんとお茶子ちゃん。

上鳴「俺らのおかげよ！な！切島！瀬呂！」

瀬呂「よかったな～爆豪！」

爆豪「うっせぇ！呼び方なんてどうだって
いいだろクソが！」

上鳴「んな怒んなって！かっちゃん！」

爆豪「てめぇがかっちゃんって
呼んでんじゃねぇ！！」BOOM

((((( 何だっていいって言ったのに… )))))

『なんで皆驚いてるの？』

焦凍「…」

『焦凍？』

焦凍「あ、いや。」

『なんかあった？』

焦凍「…あぁ。」

『しょーとー？大丈夫？』

焦凍はかっちゃんをぼーっと見ていて
空返事のままだった。

____焦凍side

Aが俺と相澤先生以外の奴を
名前とかあだ名で呼ぶ姿を初めて見た。

幼稚園、小学校の時は奇跡的に同じクラスで
居られたため、何をするにも一緒だった。
中学では爆豪と仲が良かったと聞いていたが、
“ばくごーくん”と呼んでいて、
少しだけ安心していた。

確かに呼び方なんてどうだっていいのかも
知れねぇが、俺だけ特別な感じがして
優越感ってものがあったのかもしれねぇ。

その特別な空間に爆豪が入った気がして
心がモヤモヤして仕方がねぇ。

なんだ…これ。
今度緑谷達に相談するか…。

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