3:救いの手 ページ6
もう逃げ続けてどれくらい経っただろう。
空には夕日が差していた。
気がつけばAは港の方まで来ていた。
A「…ずいぶん遠くまで来ちゃったなあ…」
しばらく走り続けていたので、息を整えるようにゆっくりと歩いていたA。
しかし、その休息はすぐに終わりを告げた。
「いたぞー!!」
「今度こそ捕えろ!」
A「うっ…まずい…!」
追手に見つかってしまったのである。
A「…本当はこんなことしたくないけど…!」
ガラガラっ!!
Aは近くにあった、道端に積み上げられた木箱に蹴りを入れ、追手がしばらく通れないように道を塞いだ。
A「今のうちに…っ!」
Aが道を曲がった時だった。
ドンっ!
今度は誰かとぶつかってしまった。
A「きゃっ!?」
「うぉっ!?」
A「ごっ、ごめんなさいっ!」
Aが謝り、相手の顔を見た。
A「…っ!」
ぶつかった相手に見覚えがあったのである。
その相手は、筋肉質で長身な男性で、顔は歌舞伎役者のようなメイクをしていた。
こんなにインパクトのある人物を忘れるわけがない。
白塗りの男性「大丈夫よ!…で、なんか君、急いでたようだったけど、何かあったの?」
…彼女は悟った。
彼に助けを求めれば、追手から逃れられるかもしれない、と。
A「あ……あの……助けてください!!」
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ジェラティア(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます!こんな私の妄想全開な物語を面白いと言ってもらえて嬉しいです!ストーリーの終わり方は少し無謀ですが、メンバーそれぞれのオチを書いてみようかと思っています! (2014年11月6日 16時) (レス) id: 19421fd78c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - まだわからないですが、ハッピーエンドで終わりますか?主人公も麺も (2014年11月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 初コメ&はじめまして。ジェラティアさん面白いです。オチは、淳くんかキリショーがいいです。 (2014年11月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジェラティア | 作成日時:2014年10月10日 4時