40:胸中 ページ46
A「…私、和国と親交の深いメリカ王国へ行きたいんです!」
針路会議中、Aは自分の行きたい場所を彼らに伝えた。
研二「メリカ王国かぁ…」
淳「でも、和国と親交が深いなら、あの時の兵士みたいな人とか居るんじゃない…?」
A「そうかも知れないですけど、両親の手がかりを見つけるにはこうした方がいいと思うので…」
豊「あ、そうだ、お前が俺らと旅してるのってそういう理由だったな」
翔「僕は構わないけど、みんなの賛否も聞きたい」
豊「俺も別に構わない。Aの目的達成に近づくならな」
淳「僕はAちゃんの安全も考えたら避けた方がいいのかもしれないけど…。Aちゃんが行きたいと言うのなら否定はしないよ」
研二「俺は良いよ!」
彼らは口々に賛成意見を言った。
翔「なら決まりだね。Aちゃん、真実に少しでも近づけるといいね」
A「……」
翔「…A…ちゃん?」
A「……はっ!はい!そうですねっ」
この時、Aはあることが脳裏をよぎっていた。
自分がこの旅団にいるのは、父親の真実と母親の行方を知る為。
それが分かれば、自分の旅をする目的は無くなる。
もし、これを達成してしまったのなら…。
もう自分はこの旅団と共に旅をすることは出来ないのだろうか?
共に行動するようになってからまだ長い時間は経っていないけれど、本当の一員のように助け、支えてくれた彼ら。
その時が来たら、自分は翔達と別れ、別々に過ごしていかなければならないのだろうか…?
そんなことを考えれば考える程、胸の奥にチクリと痛みを感じるAなのであった…。
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ジェラティア(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます!こんな私の妄想全開な物語を面白いと言ってもらえて嬉しいです!ストーリーの終わり方は少し無謀ですが、メンバーそれぞれのオチを書いてみようかと思っています! (2014年11月6日 16時) (レス) id: 19421fd78c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - まだわからないですが、ハッピーエンドで終わりますか?主人公も麺も (2014年11月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 初コメ&はじめまして。ジェラティアさん面白いです。オチは、淳くんかキリショーがいいです。 (2014年11月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジェラティア | 作成日時:2014年10月10日 4時