26:不審な噂 ページ31
夕刻。
A「ふう…、ちょっと買い物し過ぎちゃったかな…?」
Aも翔達から資金を少し分けてもらい、彼らに頼まれた物と自分の気に入ったものを買い、宿へ戻ろうとしていた。
翔「…あっ、Aちゃん!おつかい、ありがとうね」
A「あ、翔さん!」
別行動だった翔と出会い、Aは共に宿へ戻ることにした。
A「翔さんは何を買ったんですか?」
翔「ああ、これ?これはね、新しい服とかライブに使えそうな物とかかな」
A「なるほど…!」
他愛のない会話をしながら、2人は宿へと入っていった。
ガチャン
翔「ただいまー」
淳「あっ!鬼龍院さん、おかえりなさい!それにAちゃんも!よ、良かったぁ…」
部屋の扉を開けると、淳が既に戻っていた。
そして淳はAの姿を見ると、ホッと胸をなでおろすような仕草をした。
翔「淳くんがもう部屋に戻ってるなんて珍しいね。何かあった?」
淳「そ、そうなんです!嫌な噂を聞いちゃって…!」
A「嫌な噂…ですか?」
淳「そうなんだ…。この島……実は…」
翔「実は…?」
淳「実は…呪われているって……!」
A「……え?」
翔「…それだけ?」
淳「『それだけ?』って!?それだけで終わるようなものじゃないんです!」
翔「…と、言いますと?」
淳「日暮れ前、この島の人は女性を生贄として連れ去って、奥地にある祭壇に捧げて呪いの元凶を封じているとか…!だからAちゃんが無事で安心したよ…」
A「そ、そうなんですか…」
バァーン!!
豊「おい!みんな!やべーぞ!!」
勢い良く部屋の扉が開かれて、豊と研二が焦った表情で入ってきた。
研二「今…女の人が連れ去られるのを見ちゃった……!」
A「えっ!?」
淳「嘘でしょ!?」
翔「これはやばい…!」
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ジェラティア(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます!こんな私の妄想全開な物語を面白いと言ってもらえて嬉しいです!ストーリーの終わり方は少し無謀ですが、メンバーそれぞれのオチを書いてみようかと思っています! (2014年11月6日 16時) (レス) id: 19421fd78c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - まだわからないですが、ハッピーエンドで終わりますか?主人公も麺も (2014年11月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 初コメ&はじめまして。ジェラティアさん面白いです。オチは、淳くんかキリショーがいいです。 (2014年11月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジェラティア | 作成日時:2014年10月10日 4時