エアバンド旅団と撫子【金爆妄想小説】

15:別人 ページ19

翌朝。

金爆旅団御一行は宿を出る準備をしていた。



翔「さてと。昨日大まかな予定しか立てなかったからもう少し細かく予定決めようか」


豊「俺はもう少しここでのんびりしたい！」


淳「喜矢武さんに同じく！」


研二「俺はどっちでもいいよー」


翔「Aちゃんは？」


A「えっと、私は…」



翔に問われ、Aは深夜に見かけた彼らのことを思い出した。



A「…ここを、出たいです」



豊「えぇっ！？」


淳「ここ、気に入らなかった？」


A「そうじゃないんです。夜中、目が覚めちゃって少し外を散歩したら…和国の兵士を見てしまって…！」


淳「えっ！？もう国の外まで探しに来てるの！？」


翔「対応が早い国だね…」


研二「じゃあ、うんと遠くまで行く？」


豊「それより、変装して別人になりゃ良いんじゃね？」


A「…別人になることなら慣れてます！」


豊「おお！ならそれでいくか！」



こうして…Aは服を新調し、格好を一新して、今まで和国でなりすましていた凛音としてまた過ごすことになった。

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