d i s t a n t l o v e

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今まで考えたことなかった。









ただ、あー、そうなんだっていうくらい。









風「あのさー、ママのこととか考えないの？」









「んー、、、別にパパが幸せならいいし。」









自分のことよりもパパのことを優先した。









自分の気持ちなんて、どうでもいいから。









風「嫌じゃないのかよ。知らない女の人が突然家に来て、







　 いきなり『新しい母です。』だなんて。」









確かに、先が見えなかった。









この人と、ママみたいに笑いあえる日が来るのかな？









この人を、ママって呼べるのかな？









不安ばっかだった。









風「嫌なら嫌って言えよ。パパに。俺のことだって、」









「嫌じゃない。」









風「は？」









嫌じゃないんだ。









不安で胸が苦しかったけど、嫌ではなかった。









風磨には初対面からがっかりさせられたけど、









内面から悪い人には見えなかった。









風「あ、そーなんすか。//」









「え、顔赤くない？」









風「赤くねーし！うっせー！」









風磨といると、心が軽くなった。

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