噂 ページ16
しんぺい神side
我々国の総統はグルッペン、
その右腕は書記長のトントン。
つまり、トントンが我々国で最初の幹部ってのはわかるよね。
トントンとグルッペンの繋がりは知ってる？
いや、俺お得意の思考回路やなくて普通に普通に。
あの2人は同じ学校に通ってた同級生なんだよね。
で、その2人がグルッペンの幼馴染みの鬱先生を巻き込んで創りあげたのがこの我々国。
確かにグルッペンは昔から「世界最強の国を創るゾ！」て意気込んでたけど……まさか本当にやるとは思ってなかったね、うん。
ん、昔からってのはどういうことかって？
俺も一応グルッペンとは幼馴染みなんやで。
グルッペンやトントンと同じ軍学校には通わずに世界各地をフラフラしてたからな〜……
ま、本当に子供の頃の付き合いかな。
何で軍学校に行かなかったのか？
いつにも増して質問多いね〜、クラサちゃん。
ま、とにかく答えるけど……
俺昔から医者になりたかったの。
けどさ、あの頃はきちんとした医術やら何やらを教える学校ってほとんど無かったからね〜……
世界に散らばる腕の良い医者から直に教えてもらうしかなかった、ってだけやで。
せやからグルッペンが軍学校に入ったちょっと後に俺も家を出て、世界各地で医者修業してたって話。
そんなある日、
自分が何歳だったとかは覚えないけど、ある程度の怪我や病気に対処できるようにはなってた頃かな。
俺はある国の噂を聞いたんだ。
我々国、って言う新しい軍事国家の噂を。
できてしばらくしか経ってないのに既に周辺の国を従えてる、とか。
どの国よりも国民が自由に生きられる、とか。
総統がとにかくすごい人だ、とかね。
その時にふと思い出した。
自分が医者になりたいから、って軍学校に行かないのを決めたときにグルッペンが言ってきた言葉。
ー俺の国ができた時、お前はその国の幹部兼軍医になれ！
建国し次第、世界のどこにいようとお前を連れに行くからな！
思い出したその約束がなんとなく気になって、すぐにその国に足を運ぶ事にした。
と言っても行くのに半年ぐらいかかった、ってのが現実やけど。
とにかく、俺の辿り着いた国……
この我々国には予想通りの人間がいたんよな。
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CrazyBook(プロフ) - 鳥類志望さん» コメントありがとうございます。本当に不定期で遅い更新ですが、気長にお付き合いくださいね！ (2020年7月27日 6時) (
レス) id: 89127ffd6d (このIDを非表示/違反報告)
鳥類志望(プロフ) - コメント失礼いたします。以前コメントさせていただいたキツネというものです。また更新再開していただいてとても嬉しいです。また更新頑張ってください、応援しております。 (2020年5月9日 6時) (レス) id: 5b352d10cf (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - コメント、ありがとうございます！更新が滞っていて申し訳ありません。時間はかかりますが、必ず完結には持っていきますので気長にお付き合いください。 (2019年8月12日 8時) (レス) id: 89127ffd6d (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。当方、こちらの作品が作成された当初から閲覧させていただいておりますがとても面白く、文章も綺麗で大好きな作品です。お忙しい中更新大変かと思われますが応援しておりますね。 (2019年7月25日 10時) (レス) id: 5b352d10cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2019年1月8日 23時
