犬系彼氏【あほの坂田。】

うしさせとお泊まり会 ページ33

「え？……お泊まり会？」


さ「そう!今年は浦島坂田船ハウスで年を越そうってなったんよ!………だから Aもどうかなって」

………お泊まり会か…。高校生以来だし面白そう!

「行きたい!!」

さ「よし!じゃあ行こっか!」

「………へ？ 今から？」

さ「ん？今からだよ？さっ!準備するで!」

えぇぇ!!急に言われても!



〜1時間後〜

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

う「……はーい。おせぇよ坂田。」

「……ごっ…ごめんなさい。私の準備が遅くて。」

う「えっ？ごめん！気にしないで 女の子は準備に時間かかっちゃうのは仕方ないから！………俺 てっきり坂田が寝坊したのかと思った」

「……ていうか、さかたん？」

さ「……はい。」

「時間が決まってたんなら言ってよ。
そしたら もっと早く来れてたのかもしれないのに……」

う「え？……坂田。お前 時間言ってなかったのか？」

さ「……ごめんなさい。今日お泊まり会なのも言ってませんでした。」


****
Asaid

さ「ごめんってぇ！A返事してやぁ！うらさんもAにくっつきすぎやって！」

しセ「…………。」

さ「まーしぃもセンラも無言で見つめんのやめて！本当に悪かったって！」

浦島坂田船ハウスに来てから約10分

志麻さんとセンラさんにも事情を話した。
二人も これはさかたんが悪いって言って今はお説教タイム。

4:1でちょっと可哀想だったけど……
これはさかたんが悪いから何も言わない。

さかたんが私に抱きついてこようとするから浦田さんの背中に隠れた。

さ「……本当にごめんって。抱きついたりしないから浦田さんにくっつかないで…お願い。」

少したつと しょんぼりした顔でお願いしてきた。

「……反省した？」

さ「……した。」

「……もうこんなことしない？」

さ「……しない。」

「……わかった。これからは大事なことはちゃんと言って？」

さ「……うん。約束する。」

……反省してるっぽいし許してあげよう

「……さかたん。おいで。」

私は両手を広げる

すると みるみる顔が輝いてこっちにやって来た

そして割れ物を扱うように優しく抱き締めてきた。

さ「……ごめん。これからはちゃんとする。」

「……うん。しっかりしてね坂田さん。」

こうして二人は仲直りをしましたとさ。

う「……俺ら空気だな。」

し「…ええなぁ。彼女欲しいわぁ。」

せ「…うらたんが少し羨ましかったです。」

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