親友探してたら悪女に成り代わってしまった (ページ6)

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学園長ページ6

身支度を終え、軽く認識阻害の魔法をかけ、外に出る。
魔法って有能。

そういえばこの事って学園長に伝えた方がいいのでは？
だが、信用されない可能性もある。
いや、信用されない可能性の方が高い。

何故かって？

それはこの屑がとんでもないことを色々とやらかしてくれたからだ。

流れてきた記憶には
差別が酷い
この学校で有名なユウをいじめる
etc……

など上げたらキリがない。

とりあえずダメ元で学園長を探そう、と歩き出した。

＿＿＿＿＿＿＿

しばらく学園内を歩いているが誰ともすれ違わない。
今は授業中なのだろうか。

キョロキョロと見渡しながら歩いていると学園長らしき人を見つけた。

『あの、学園長』

「はい？どうしたのですか？今は授業中のはずですよ」

学園長で間違えないようだった。

『えっと、お話したいことが……』

「ふむ、ここでは言いづらいことですか？」

『はい』

そう、返事をすれば私たちはいつの間にか違う部屋にいた。