親友探してたら悪女に成り代わってしまった (ページ5)

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男装ページ5

正直私はこのままここで生活するのは本当にキツい。
あんなことしておいて堂々と登校なんてできるわけが無い。

『…いっその事私も男装してみる……？』

けして私の頭がいかれている訳じゃない。
ただ、男装をして、髪色とか髪の長さとか変えちゃえばそう簡単にはこの屑だと分からないのでは？
と思ったからだ。

そうと決まればすぐに行動に移そう。

───────

『どうだ！』

意気揚々と鏡で確認すればなかなかいい具合に仕上がっていた。
手先が器用でよかった、なんて思いつつ本当に大丈夫かという不安が押し寄せる。

『いや、大丈夫だ』

自分にそう言い聞かせる。
私はユウの為ならどんなことでもやる。

支度をするためにクローゼットを開ければ制服があった。
だがそれはスカートだった。

うーん、となっていると

『そういえば私って魔法使えるのかな？』

そう思い

ズボンになーれ
なんて巫山戯てみる。

『ズボンになった……』

成功した。

どうやら私は魔法が使えるようだ。