親友探してたら悪女に成り代わってしまった

Prolog ページ1

『……此処にも居ない』


親友を探し始めて約1ヶ月。
突然行方不明になってしまった親友を探し出すためにこの約1ヶ月の間、ずっと探し続けていた。
そんな私を見て親は心配したのか警察の方に任せましょう、と言ってくれたがそれでも諦められなかった。

何処を探しても全く見つからない。
親友の私ですら見つけられないなんて一体どこにいるんだ。

『ユウ…何処にいるんだよ……会いたい…』

家に帰りベッドにダイブする。
ボフッと音を立て掛け布団が沈む。

枕に染み込む水滴には気付かないふりをした。

一日中探し回って疲れていた私はいつの間にか深い眠りに落ちていた。

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