距離感 ページ15
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そういえば、段取りばかりに気を取られていて、人前で和也とどんな感じに接したらいいのか何も考えていなかった。
どうしよう…と悩む間もなく、和也はポケットを手に入れて近づいて来ると、ふふん…といつものように笑って私を見た。
「あらー、珍しい。今日は仕事で遅れなかったの(笑)？」
「なっ///！」
マサトとの話し合いの時や、和也と約束した休憩室の時は、たまたま仕事が入ってやむを得ず遅れてしまっただけで、わざとじゃないのに…！
意地悪な笑みを浮かべて、からかわれて…
思わず、「いつも遅れる訳じゃありません///！」とムキになって言い返してしまった。
あ…この感じ。
まだ付き合う前に、休憩室で軽口をたたき合っていたあの感じだ…。
「あー、そ…(笑)」
和也は楽しそうにくくく…と肩を揺らしている。
「あ、二宮さん、小笠原さんを口説いてくれてありがとうございました。
これでディレクターに怒られなくて済みます(笑)。
助かりました！」
「うん、良かったじゃん。感謝してよ(笑)？」
「もちろんですよ(笑)。
お、もうすぐ時間ですね。
そろそろ始めますので、お席の方へどうぞ。
席は決まってますので、二宮さんも小笠原さんも、よろしくお願いします。
…はーい、みなさーん、そろそろ時間でーす！」
アシスタントさんは、通路やトイレで談笑している人に声を掛けて廻っている。
「ほら、中入ってアナタも座ったら？」
「そ、そうですね…」
「そういや、アシ君が、アナタの席、あのディレクターの隣にしてくれたらしいよ(笑)」
「ええーっ！？」
驚いてる私がそんなに面白いのか、また和也はくくく…と腕で顔を隠して笑っている。
「そんな嫌がんなくてもいーじゃない。良い人よ？」
「あ、いえ、別にイヤだという訳じゃ…」
「ニノー」
奥の席にいた松本さんが、私にニッコリ会釈しつつ和也を呼んでいる。
和也が、松本さんに軽く左手を上げて返事をしながら、私しか聞き取れないくらい小さく囁いた。
「…ひと通り廻ったら、ちゃんとオレんとこにも挨拶来なさいよ？…じゃーね」
言いたいことだけ言って、上げていた左手を下ろすついでに私の頭をポンポンと叩き、和也は私に背を向けて、他のメンバーさんの待つ奥の方の席に行った。
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kico(プロフ) - しろさん» しろさん、来てくれると信じてくれててありがとう！そう思ってくれてて嬉しい＞＜///やっぱり足んないですよ、ええ(笑)！補給しなくちゃ^^///ええ、もうたっぷり！キャー♪ベタな展開ではありますが、二宮さんの心情にニヤリとしつつまたお付き合い頂けたら幸せです^^＊ (2015年10月10日 5時) (
レス) id: 878d76093f (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 二宮さーん！やっぱり足んないですよね(笑)二宮さんなら来てくれると思ってましたw大好きな彼女がしつこくせまられてたらイヤですもんね！ (2015年10月9日 20時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
kico(プロフ) - ↓というレスをしたつもりでした;;ごめんなさい！！ダメダメじゃん私！！遅レスで大変失礼しました><！！…マジックは、私も映像をしろさんに見てもらいたい！！私の下手な文章より絶対何十倍もカッコいいよ^^//でしゃばり谷山氏、実は二宮さんに思惑が…！？(笑) (2015年10月8日 6時) (レス) id: 878d76093f (このIDを非表示/違反報告)
kico(プロフ) - しろさん» バレないように…って言うのがね、もどかしいよね^^;でも黙ってられないだろうし(ムフフ)。そんな二宮さんの悶々とした葛藤が背景にあっての言動を感じてもらえたらいいなあ^^/// (2015年10月8日 5時) (レス) id: 878d76093f (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - わ！二宮さんのマジック姿すてき(*^_^*)これ映像で見たいな〜。なんて(笑)そしてまた谷山氏でしゃばりだな〜w (2015年10月7日 19時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kico
| 作成日時：2015年9月18日 13時
