手…？ ページ26
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「え…？」
Aが自分で部屋の灯りを消したんだ…と気付いたのは、そのまま呆然とベッドで上体を起こしたままになっていたオレの前にAが戻ってきた時だった。
「A…？」
Aが、ベッドにそっと腰かけた。
暗闇の中でも、窓から薄っすら入る街灯の光に、Aがオレと目線を合わせてきて、少し照れた顔でふ…っと笑ったのがわかる。
引き寄せられるように左手を伸ばして、手の甲でそ…っとその頬に触れると、Aは両手をオレの手に添えて、静かに目を閉じた。
「和也の手、大好き…」
「手…？オレの？」
「うん…。
不思議だね…和也のこの手に触れられると、ドキドキするけど、すごく落ち着く…」
Aらしい表現に、思わず笑った。
「は…何、それ？
ドキドキするのか、落ち着くのか、どっちなの(笑)…」
「自分でも、どっちだか、よくわかんないよ…。
どっちもだって思うから…不思議なの…」
Aは微笑んだまま、オレの手に頬ずりをした。
「A…」
「待ってほしかっただけなの…」
「…え？」
「あのね…ちゃんと心を和也でいっぱいにして、その…そういうことしたいのに、テレビや電気が気になっちゃって…ごめんね…///。
だから、和也がイヤだとかじゃなくて…あの、うまく言葉にできないけど…」
一生懸命に自分の気持ちを伝えてくるAに、何とも言えない感情が胸の奥から湧き上がる。
「A…」
部屋に差し込む街灯の薄明かりがAの乱れた衣服の陰影を強調して、さっきより数段エ ロくて目が離せなくて…
目の前のAを、ベッドに腰掛けたままじっと見つめる。
「…なに？
やだ、そんなに見ないで…///」
「見るよ。男の子ですから、もー、しっかり見たい、全部見たい」
「え…///」
「ね、Aの全部…見せて…？」
「もう…///」
照れて目を伏せたAの腕を引き、腕にもう一度閉じ込めた。
髪に、額に、頬に、耳に…何度も触れるだけのキスをすると、Aが擽ったそうに身を捩る。
「A…」
「ん？」
「なんだろうな…」
「え？」
「焦ってんのかな…オレ…」
「…なに？」
「なんか…ごめん…」
「和也…」
たまらずAの濡れた唇にゆっくりと自分の唇を重ねて、今度は優しく深くキスをすると、Aがうっとりと応え始めた。
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kico(プロフ) - むぅさん» 私が書いてて楽しい妬いてばかりの話でスミマセン(苦笑)。次も谷山くんがいい感じで掻き回してくれるかな(ニヤリ)？わあーラブレター♪嬉しい！待ってますー^^＊ (2015年9月18日 13時) (
レス) id: 878d76093f (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - あー！にのちゃんのヤキモチがたまりません(//∇//)谷山くん登場でますます目が離せない〜( ≧∀≦)続きも楽しみに待ってます♪…が、その前にラブレターを送りまーす♪ (2015年9月17日 16時) (レス) id: 52581c3c38 (このIDを非表示/違反報告)
kico(プロフ) - まきさん» 今回はジェラでぐるぐる悶々な二宮さんが書きたくて^^＊うふ♪飲み会はね、書きたい場面があるんですよ！そこで一緒にニヤニヤして頂けたら幸せです^^///二宮さんが好きすぎて今は書けませんが、先でもし他メンバーを書く機会があった時は是非読んでやってくださいー^^ (2015年9月11日 9時) (レス) id: 878d76093f (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 今回はヤキモチ焼きっぱなしの二宮さん。いいですね〜もっともっと焼いて欲しい!！飲み会でも焼きまくりかしら〜？どんな展開から家に行くのか？？楽しみです！そして、他のメンバーのお話も気になる！全員彼女持ちだったなんて…いつか読んで見たいです。 (2015年9月10日 21時) (レス) id: 3ceb63cb0e (このIDを非表示/違反報告)
kico(プロフ) - しろさん» ひとりで勝負してひとりで勝ってる二宮さん(笑)。勝ちましたね♪主人公ちゃんの為にムキになって顔を顰めてガリガリやってるところを書けて、私も楽しかったです^^！ (2015年9月7日 4時) (レス) id: 878d76093f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kico
| 作成日時：2015年8月28日 9時
