星屑箱【KN】 (ページ12)

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洗いっこして、ふざけ合って。
微妙な触られ方にAが声を上げそうになるけども、声を出したら外に聞こえちゃうかもよ…と耳に口付け吹き込むと慌てて真っ赤になって唇を噛む。
恥ずかしさで力が入って血が滲みそうになってるそれをまた塞ぎ、解放してやりながら堪能。

ひんやりした風が肌を撫でて、本当に外であれこれしちゃってるような感覚に2人で興奮して。
見られたらヤバいね…と囁くと、見られるはずがないのに誰かに見られる可能性があるように錯覚するのか、ちゅくっ…と指先に更なる反応が溢れて滴る。

湯けむり越しに快楽に染まる白い肌。

乳白色の湯が波立って、柔らかに揺れる胸。

バスルームに、規則正しい水音と、ぴちゃんと天井から落ちる水の音が響き渡り…

『至極の湯』を、2人で存分に愉しんだ―――――。

果たして、翌日。

2人してのぼせて、危うく風邪をひきかけて。
Aに「もうニ度としない///！」と涙目で言われてしまったけれど。

大満足だったバスタイム。

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end.

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フラグギリギリを狙って書くつもりだったネタ。
いつだったか、今後の予定で「寸止めフラグなしのお風呂の話」と書いていたのもこのネタのことです。

気付いた方はおられないかもですが、実はハワイのおかえり話とこっそりリンクさせるつもりで考えていたネタだったりもします。

昔から、ひとつのお話から派生させたそこに至るまでの背景やその後などを考えるのが大好きでして。
一番最初に書いたハワイのおかえり話も、書きながら2人の設定や妄想ネタがどんどん派生して、とても楽しかったんですよ。
その時の設定が『タネあかし』、ブレスレットのくだりがおでかけ話の『YELLOW MAGIC』のきっかけとなり。
この話も、二宮さんのラジオで窓を開けて露天風呂の話題が出た時におかえり話と結びついてできました。
冒頭部分のパンフレットの記憶を、おかえり話の“主人公ちゃんは話したことはないけれど二宮さんは彼女がこっそり旅行に憧れていたのを知ってる”という部分と繋がるように書きたいなと思っていました。

フラグなしでどこまで書けるのかやってみたかったんですけどね。
私の貧弱なイメージでハッキリ描いてしまったフラグよりも、ラインぎりぎりでぼやかしてある方が読んでくださっている方の豊かな想像にお任せできて、よりお好みで楽しめたり(え？笑)しますから(//∀//)ｴﾍﾍ

不完全な形ではありますが、ここに綴れてよかったです^^＊

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