…まずは何から ページ19
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「デザート、ね」
ふふんと笑って言葉尻をもらうと、言葉途中だったAが不思議そうにオレを見た。
バーカ。
言わせないよ。
キスだけにしておこうと思ったのに、ソファの上に引っ張って押し倒して、誘い誘われて絡め合ったら止まんなくて。
お互いに求め合いながら、Aが翻弄されまいと頑張ってついて来るこの感じがすごくいい。
今夜のオレのデザートはAだよ、なんて、お約束の常套句でも囁いてみようとしたけれど。
…や、この状態からのソレは、いつもの流れなワケじゃない？
Aは、いつもよりちょっと特別な気分を満たしてほしいっつってた。
しかも…
去年は『今夜はいっぱいあげる』なんて、ここで不意打ちを食らったからね。
うーん…
キスをしながら薄目でえんろいAの表情を堪能しつつ考えてたら、Aの方から唇を離した。
デザート…ね。
じゃ、遠慮なく。
今年はお言葉に甘えて。
「…さっき食べたパフェは、あくまでもオレんだったワケじゃん。ちゃーんとアナタのデザートも食べなきゃだよ」
「私の…？」
「そ。去年はAから濃厚なのをいっぱいもらったんで。今年はオレがAにあげる番なの」
「…え？？」
今夜は、オレがAに全部したげるよ。
濃厚なやつを、たっぷりね。
「デザートにオレをどーぞ」
…まずは何から欲しい？
固まった愛しいヒトに、耳元で囁いて。
左手で背中のホックを外して、まずはAの一番弱い其処に吸い付いた。
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kico(プロフ) - あさひさん» あさひさんコメントありがとうございます！某その節は「もう続きは書けない＞＜」って散々愚痴を零してましたもんね(苦笑)^^;このタイミングで書けて良かった。今の幸せな2人を見届けてくれてありがとう(*´ω`*)大感謝です(感涙)！ (2019年10月27日 9時) (
レス) id: 890f6f329d (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - kicoさん、素敵なお誕生日のお話ありがとうございます！今の二人が変わらず幸せで、私も幸せですー！定食屋さんのお話、もう読めないかなと思っていましたが、読めて嬉しいです！YELLOW MAGIC 読み返してきます！ (2019年10月26日 12時) (レス) id: 1753a678de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kico
| 作成日時：2019年10月11日 18時
