＊アニメ短編集＊ (ページ5)

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青峰大輝×天然② ページ5

今吉「青峰!!」

青峰「…うす」

珍しく練習に姿を見せた青峰に部員の視線が集まる

貴方「青峰!?」

そこへタイミング良く体育館に入ってきたAが大声を出した

青峰「るせぇな」

貴方「やっと先輩の言う事を聞いてくれたか…！」

青峰「なわけねぇだろ」

とは言いつつバスケットボールをついている青峰

Aは嬉しそうにそれを見た

桃井「大ちゃんって先輩の言う事聞きますよね」

貴方「え？」

桃井「私が言っても絶対来ないのに、先輩だとたまにですけど来るじゃないですか」

貴方「そう？青峰は気分屋さんだから、分かんない」

桃井(大ちゃん苦労するだろうなぁ)

部活終了後、ぞろぞろと部員が帰って行く中で桃井皐月はAに話しかけた

首を傾げるAを見て、桃井は青峰を哀れみの目で見た

若松「さっきの、説教だったか？」

イタズラっぽい笑顔で若松が先程のことをAに聞いた

Aは若松をバシッと叩く

貴方「バーカ、ただの委員会の話だったよ」

若松「何だよ」

貴方「残念がってんじゃねーよw」

同じクラスで席も偶然近かった2人は仲が良かった

貴方「じゃあね！」

若松「おう」

2人はくだらぬ話を終えると、それぞれ帰る支度を整え体育館を出た

青峰「なぁ」

貴方「青峰！どしたの？」

体育館を出てすぐ、Aは青峰に呼び止められた

青峰「…」

貴方「？」

黙ったままの青峰を見て、Aは首を傾げた

青峰「…何でもね」

貴方「えぇ？」

ためたのに結局何も言わない青峰にAは更に疑問を深めた

青峰はいつものだるそうな雰囲気で歩き出した

しかし、すぐに立ち止まる

青峰「…帰んねぇの？」

貴方「えっ？帰る…」

立ち止まった理由が自分を待っている事だと分かり、Aは驚きの表情を見せた

貴方「え、一緒に帰ってくれるの？」

青峰「…あぁ」

貴方「マジー？やったー」

Aが自分の隣に来たのを確認すると、青峰は大きなあくびをしてまた歩き出した

青峰の好意には微塵も気づかずニコニコしているA

青峰「…バーカ」

貴方「何だよ急に！」

青峰「何でもねぇよ」

貴方「??」

～end…?～