☆イケメンレベル53☆ ページ9
貴方「何で俺あんなとこ行かなきゃなんねーんだよ…」
陸人「……」
貴方「サッカー、やりたいな…」
陸人「…さぁ、夕食のお時間ですよ」
陸人が優しく微笑む
ただ黙って聞いてくれるのが、陸人の良いところ
貴方「あぁ」
美幸「Aちゃん…！」
貴方「遅くなってごめん、早く食べよ！」
誠人「…あぁ」
そのあとは、誰も喋らずご飯を食べた
気まずい…
貴方「ごちそうさま」
その後はすぐに寝た
何も、考えずに済むように
─────────────────────
陸人「A様…」
貴方「ん？」
クソみたいな学校から帰ってきて数時間たったくらいだった
机に顔を伏せボーっとしていると、ノックの音がした
顔を上げ、入ってきた陸人を見た
陸人「……」
貴方「…何かあった？」
その表情を見て、俺は椅子を回転させ陸人の方に向き直った
陸人は複雑な表情のまま口を開いた
陸人「…ご友人の方々が、お見えです」
貴方「ご友人、って……」
あんなとこで、友人なんてできているはずもなかった
思い当たるのは、アイツらの顔だけだった
貴方「……何しにきたの」
陸人「A様にお話があるとのことです」
貴方「……ハァ…用件を聞いてきて」
陸人「かしこまりました」
陸人が出ていった
バタンとドアの閉まる音が静かに響いた
貴方「……会えるはずないだろ、バカ」
アイツらの顔が浮かんで俺は呟いた
窓から見える雲で薄暗い夕日を見つめた
浜野「Aー！！」
すごい遠くだが、俺の名前を呼ぶ声が聞こえた
俺を呼んでる
こんな俺を、アイツらはまだ呼んでくれる
貴方「ダメだよ浜野…………もう遅い」
アイツらが俺を許しても、俺が俺を許せない
俺は部屋についている電話を手に取った
貴方「…陸人を出して」
執事「かしこまりました」
陸人「A様っ」
客室に電話をした
少しして陸人に変わった
貴方「…命令だよ」
陸人「……」
貴方「今すぐアイツらを追い返せ」
陸人「……かしこまりました」
貴方「…それと言っといて。�爐發Α�会えない�瓩辰董�
陸人「…かしこまりました」
通話を切った
ツーツーという無機質な音が、いつまでも俺の耳に残っていた
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killun♪(プロフ) - Vermut（元日本人です）さん» ありがとうございます！ラストはどうしようか迷って何とか終わらせました…(笑。そう言っていただけて安心です！ (2018年2月11日 18時) (
レス) id: c58c0a4f4f (このIDを非表示/違反報告)
Vermut（元日本人です） - 凄く良かったです…！ラストの展開にも感動しました！お疲れ様でした。ありがとうございました！ (2018年2月11日 17時) (レス) id: d3f0b80636 (このIDを非表示/違反報告)
killun♪(プロフ) - 日本人さん» 今までありがとうございました！更新が不定期だったりパスワードを忘れ入れなくなったりとご迷惑ばかりかけてしまいました…。それでも気長に待ってくださる皆様のおかげで完結することができました！本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。 (2018年2月11日 14時) (レス) id: c58c0a4f4f (このIDを非表示/違反報告)
日本人 - すっごく面白いです！更新頑張ってください！応援しています！！ (2017年7月22日 7時) (レス) id: d3f0b80636 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ@アニオタちゃん(プロフ) - △涼野ソラ▽さん» そんな風に言っていただけるなんて恐縮です…。最初の方は中1の時に書いてたのでグチャグチャで自分で見るのも憚られるくらいです…笑。これからも読んでいただけると嬉しいです( ^^ ) (2017年6月19日 12時) (レス) id: 496e5dffcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：killun♪ | 作成日時：2015年7月21日 21時
