☆イケメンレベル56☆ ページ12
美幸「Aちゃんっ」
貴方「母さん、どうしたの？」
学校から帰宅して1時間程経つ今、急に母さんが部屋を訪ねてきた
走ってきたのか息が少しあがっている
美幸「今から言うことに、偽り無く答えてほしいの」
貴方「…何？」
美幸「雷門中へ行きたい？」
……薄々、何を言うかは予測できた
母さんなりに色々頑張っているのだろう
貴方「行きたくないよ」
美幸「！…本当に？」
貴方「もう転校しちゃったからね、今更何かする気はないよ」
美幸「何か“する”気はなくても、“したい”事は無い？」
貴方「…それを聞いてどうするの、したい事を叶えてくれでもするの」
急に低くなった自分の声に、自分でも驚く
今はどんな顔をしてるんだろうか
美幸「叶える！」
必死そうな顔で勢い良く答える母さん
それを見て、何故か妙な苛立ちを覚える
貴方「ﾊｧ…いきなり何なの、何しに来たの？」
美幸「今日、学校にAの資料取りに行ってきたの。
そうしたらね、Aの友達代表って子たちが来て��Aを学校に戻す事は出来ないか�瓩辰督消免修靴僕茲燭痢�
貴方「…」
美幸「Aは雷門中に行きたいんじゃないかって私は思ってるわ…
もしAがそれを望んでるって言ってくれるなら、すぐに手続きするわ」
……何だよそれ
誰のせいで辞めたと思ってんだよ
どんな気持ちで…どんなに気持ちを抑えこんだと思って…
貴方「…はっ」
乾いた笑いがこみ上げてきた
自分の事なのに、全然自分の事じゃないように感じる
貴方「何なんだよ、母さんのせいだろ、今更っ…！
…………もう良いんだよ、もう良いんだからほっといてよ！！」
美幸「…！」
母さんに向かって、というか、誰に対しても声を荒げた事は初めてだった
貴方「叶えてほしい事？出来るなら、時間を戻してよ…」
美幸「…」
何を言ったら良いか、何を言うのが正解なのか、迷ってる顔
何を言われても多分、今は何も受け入れられない
貴方「ごめん、言い過ぎた。……ごめん」
美幸「…A、ごめんね…本当にごめんね…」
目に涙を溜めながら、母さんは謝っていた
それしか出来る事がないのは分かってる
でも、もう何をしたら自分も周りも1番幸せでいられるのかよく分からない
どう動き出したら良いのか、踏み出し方を忘れてしまった
貴方「母さん……俺は、大丈夫だよ」
美幸「…」
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killun♪(プロフ) - Vermut（元日本人です）さん» ありがとうございます！ラストはどうしようか迷って何とか終わらせました…(笑。そう言っていただけて安心です！ (2018年2月11日 18時) (
レス) id: c58c0a4f4f (このIDを非表示/違反報告)
Vermut（元日本人です） - 凄く良かったです…！ラストの展開にも感動しました！お疲れ様でした。ありがとうございました！ (2018年2月11日 17時) (レス) id: d3f0b80636 (このIDを非表示/違反報告)
killun♪(プロフ) - 日本人さん» 今までありがとうございました！更新が不定期だったりパスワードを忘れ入れなくなったりとご迷惑ばかりかけてしまいました…。それでも気長に待ってくださる皆様のおかげで完結することができました！本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。 (2018年2月11日 14時) (レス) id: c58c0a4f4f (このIDを非表示/違反報告)
日本人 - すっごく面白いです！更新頑張ってください！応援しています！！ (2017年7月22日 7時) (レス) id: d3f0b80636 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ@アニオタちゃん(プロフ) - △涼野ソラ▽さん» そんな風に言っていただけるなんて恐縮です…。最初の方は中1の時に書いてたのでグチャグチャで自分で見るのも憚られるくらいです…笑。これからも読んでいただけると嬉しいです( ^^ ) (2017年6月19日 12時) (レス) id: 496e5dffcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：killun♪ | 作成日時：2015年7月21日 21時
