ただ好き。

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神山side



翌日。俺はいつも通り、授業を受けていた。




照「なぁなぁ、これどうやるん？」



必要以上にでかい声で隣に座ってる流星に数学を教えてもらっている。




この教わっているやつに俺はこの前数学を教わったと思うと悔しくてしょうがない。




重「神ちゃーん！おーい！」



悔やんでいたら、突然俺の視界にしげが割り込んできた。



神「なんやねん。」

重「なんやねんちゃうわ。見過ぎや、照史のこと。」



しまった、つい悔しさが出すぎた。




神「気のせいやろ。」

重「いやいやいや笑笑あんな見といて気のせいで済まさんといて！なんやかんやで神ちゃんも照史受け入れたんやね。いったあ！！」




嬉しそうに俺の顔を見て笑うしげに鬱陶しさが湧き出てきてデコピンをした。




「重岡うるさい！」

重「えー！なんで俺なん！？」




リアクションが大きすぎて先生に怒られるしげにクラス中が笑いに包まれた。





その様子を見ていると、しげを見ていた照史くんと目があった。





すると、照史くんが下手くそなウインクを俺に向けてしてきた。





神「しげ、あいつなんとかして。」

重「うーん、これは受け止めるしかないやろ。」





それは勘弁してほしい。



重「うわ、神ちゃんの嫌そうな顔。」

神「あいつ、やっぱ調子乗ったわ。」




あいつに優しくしすぎたかもしれへんな。

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