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「 大吾 … これ 、平野くんが 」
差し出したクーポンに大吾が目を留める 。
西「 … 紫耀が ？ 」
「 うん 。話したお礼とか言うて 」
西「 謎やなあ 。笑
でもありがたく使わせてもらおか 」
本当に 、急に話しかけられて廉くんの話を
したのは 今考えてみれば謎でしかない 。
平野くんは何のために ？
” … 好きでもない子と 、キスしたりね ”
あの台詞が頭から離れない 。
それはつまり 、
私が見た廉くんと彼女の あのキス ？
好きじゃない って どういうこと ？
廉くんは あたしのことが好きやから ？
じゃあ あの子は彼女ちゃうの ？
平野くんは暗にそれを伝えに来たのだろうか 。
… なんて 、考えすぎかな 。
西「 … A 、行こ ？ 」
「 あ … うん 」
目の前には優しく微笑む大吾がいる 。
あたしは何を熟考してるんだろう 。
大吾と付き合ってるくせに
そんなこと考える必要がどこにある？
店員「 お二つで500円になりま〜す 。
はいどうぞ 〜 」
クーポンを使ったおかげで安く済んだ
クレープを受け取って 、
店の裏のセルフコーナーに向かう 。
西「 A 、今日暗いなあ 。笑 」
「 え 、そ 、そんなことないで？ 」
西「 … 紫耀に何か言われたんちゃう？ 」
「 いやいや 、なにもな … 」
… 言葉が 、息が 、止まった 。
セルフコーナーに
廉くんがいた 。
＿＿＿＿＿
吉「 あたし … 知ってんで 。
永瀬くんこの前の女の人が好きなんやろ？ 」
久々に側で見る吉野さんはやっぱり可愛い 。
気のせいか
ますます綺麗になったようにさえ思える 。
廉「 …… わかってたんか 」
吉「 好きやもん永瀬くんが 。見てたらわかる 」
… 俺らの話はこのクレープ屋の
セルフコーナーには不似合いや 。
吉「 好きやねん 、やっぱり永瀬くんが 、 」
廉「 … 吉野さん 、泣くの早 。」
吉野さんはもう目から涙が溢れそうだった 。
まるで後のことがわかっているようで 、
俺はどうしようもなく申し訳ない気持ちになる 。
廉「 …… ごめんな …… 」
本能で 、彼女の目から溢れ出る
大粒の涙を拭おうとしたとき
「 … れ 、廉くん ！！！ 」
誰かが俺の名前を呼んで 、
はっ と振り向くと そこにはAがいて 。
Aはそのまま走って行ってしまった 。
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梨菜(プロフ) - 続編お願いします！ (2015年9月1日 3時) (
レス) id: 59f7b61e90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 続編がみたいです！！ (2015年8月27日 17時) (レス) id: 5d15abddd3 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - この二人が付き合ってからが知りたいので、続編もしくは番外編を書いていただけないでしょうか？？ (2015年8月25日 18時) (レス) id: 6a66c09535 (このIDを非表示/違反報告)
rumi(プロフ) - 赤色ジャス民さん» 「君を呼べば」は現在更新停止中です、、、更新再開まで非公開にしています、すみません…>_<… (2015年8月1日 12時) (レス) id: 74a2f70132 (このIDを非表示/違反報告)
BlueVenus - ニヤニヤしました(/ω＼) (2015年8月1日 8時) (レス) id: cd5d5c1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2014年1月20日 3時
