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(( 永瀬 side ))
「 … ごめんっ！ 待った？ 」
廉「 や 、全然 」
「 そっか！ よかったぁ … 」
廉「 行きますか 」
「 … うんっ 」
放課後 、吉野さんと二人で歩く帰り道 。
学校の奴らがはやし立ててきて
正直ほんまに鬱陶しい 。
一緒に帰ってるだけやし 。
なんでヒューヒュー言われなあかんねん 。
「 … 永瀬 、くん 」
廉「 ん？ 」
「 楽しくない … やんな？
あたしなんかと帰っても 」
… やばい 。
苛立ちが顔に出てたんかな 。
廉「 そ 、そんなわけないやん 。
ほら … 女子と帰るん久々でさ 、」
これでどうや 。
あながち嘘も言うてへんし 。
「 … そんならええねんけど 」
廉「 … ごめんな？ 」
俺が謝ると吉野さんはふるふると首を振る 。
… あ 。
なんか 、可愛えかも … 。
そっからはもう自然に会話が続いて
気が付けば俺ん家のすぐそばで 。
吉野さん家はもっと先らしい 。
… Aのやつ 、はよ来んかな 。
せっかく学年一可愛い子を
隣に連れてんねんぞ 。
「 … じゃあ 、あたし行くなっ
今日はありがと 」
… え 。まじぽん？
廉「 ちょ！ 待っ「 あのねっ …？ 」
まだあのポンコツが来てへん！
そう思って俺が引き止めようとすると
吉野さんは顔だけ振り返って 。
「 そういうの 、ずるい 。
あたし … 期待しちゃうやんか 」
廉「 … え？ 」
急にぽろぽろと
涙を流し始めてしまって 。
あれ …
俺 、泣かせてもうた？
「 あたしっ …
永瀬くんが好きやねんっ … 」
廉「 … え 、」
そして 突然の告白 。
まだ完全に打ち解けたわけちゃうし
顔も知らん人からの手紙と違って直やし
どうすればええかわからん …！
ただただ涙を流す吉野さんを前に
人見知りが出てしまってあたふたしていると
ふと見えた 、
前方から歩いてくる人影 。
… Aや 。
そう思った瞬間 、
俺の手は吉野さんの震える肩を掴んでいて 。
「 … 永瀬 、くん …？ 」
驚いたように顔を上げて
俺を見つめる彼女 。
時が止まったかのように
俺も彼女を見つめて 。
Aの気配は
もうすぐそこまで来ている 。
… そのまま 。
A「 …… あ 、」
そのまま俺は 、
吉野さんにキスをした 。
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梨菜(プロフ) - 続編お願いします！ (2015年9月1日 3時) (
レス) id: 59f7b61e90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 続編がみたいです！！ (2015年8月27日 17時) (レス) id: 5d15abddd3 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - この二人が付き合ってからが知りたいので、続編もしくは番外編を書いていただけないでしょうか？？ (2015年8月25日 18時) (レス) id: 6a66c09535 (このIDを非表示/違反報告)
rumi(プロフ) - 赤色ジャス民さん» 「君を呼べば」は現在更新停止中です、、、更新再開まで非公開にしています、すみません…>_<… (2015年8月1日 12時) (レス) id: 74a2f70132 (このIDを非表示/違反報告)
BlueVenus - ニヤニヤしました(/ω＼) (2015年8月1日 8時) (レス) id: cd5d5c1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2014年1月20日 3時
