@ 37 ページ37
.
(( 永瀬 side ))
平「 はあっ? 辞めた!?」
廉「 …… お 、おう 」
期末テストが終わった日 、
紫耀が家に遊びに来て 。
Aが辞めたことを言えば
当然ながら理由を問い詰められ 、
俺は渋々あのときのことを話す 。
平「 なんでそんなことしたん!?
せっかく素直になるかと思ったのに 」
廉「 な 、なんかウザかってん 」
平「 も〜 不器用なんやから … 」
呆れたように溜息をつく紫耀 。
平「 でも … 好きなんやろ? 」
廉「 …………… まぁな 」
平「 わぁ 、めっちゃあっさり認めた 」
廉「 はぁ? 紫耀が … 」
平「 ならここで終わらせん方がええと思うなー 」
廉「 …… ちょ 、聞いて …」
平「 こんなんで会わんくなってええの? 」
ベッドに預けていた頭が起き上がり
二重のクリッとした目が鋭く俺を捉える 。
… あかんな 。
紫耀の真顔ほど説得力のあるもんって無いわ 。
廉「 …… あーも〜!
だって彼氏おるやん 、あっち 」
今度は俺が仰け反って 、ベッドに頭預けて 。
真っ白な天井が視界の一面に広がる 。
そう 。言うても向こうには
めっちゃ仲良さげな彼氏がおんねん 。
… そんなん勝ち目ないし 。
平「 … へ? おらへんよ? 」
廉「 …… は? 」
平「 だから 、おらへんよ?
Aちゃん 。彼氏 」
廉「 ……………………
…………… は? 」
し 、紫耀なに言うてん 。
あほか 。
廉「 またそんな適当なこと言いやがって! 」
平「 適当!?平野適当!?」
廉「 だ 、だってほら 、あいつやろ?
あの … かっちゃんみたいな 。
紫耀まえ言うてたやん 」
平「 だから〜!廉引っかかりやすすぎ!」
廉「 … まって 。ほんまに意味わからん 」
平「 廉が素直にならへんから
大ちゃんのことチラつかせて焦らせたの! 」
廉「 でも!こ 、こないだ二人で俺んち来たで 」
平「 それって平野の家来るついでやろ?
大ちゃんが言うてたで 」
廉「 … ほんまに? まじぽん?」
平「 てか付き合ってるかはわかれへん 、って
平野ちゃんと言うたやん 」
… は 、
廉「 は!まじか!わかりにくいわ!もう! 」
平「 もー喜んでる場合なん?
Aちゃん辞めたんやろ? 」
廉「 …… あー!あーもうほんま阿呆!!
何してんねん俺!!」
平「 … ほんと廉って態度に出るなぁ 」
.
2540人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梨菜(プロフ) - 続編お願いします! (2015年9月1日 3時) (レス) id: 59f7b61e90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 続編がみたいです!! (2015年8月27日 17時) (レス) id: 5d15abddd3 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - この二人が付き合ってからが知りたいので、続編もしくは番外編を書いていただけないでしょうか?? (2015年8月25日 18時) (レス) id: 6a66c09535 (このIDを非表示/違反報告)
rumi(プロフ) - 赤色ジャス民さん» 「君を呼べば」は現在更新停止中です、、、更新再開まで非公開にしています、すみません…>_<… (2015年8月1日 12時) (レス) id: 74a2f70132 (このIDを非表示/違反報告)
BlueVenus - ニヤニヤしました(/ω\) (2015年8月1日 8時) (レス) id: cd5d5c1f74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なつめ | 作成日時:2014年1月20日 3時