海外から帰ってきた財閥の会長はヤンデレな兄を持ち、キセキ達に気に入られてました？《2》 (ページ45)

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第81Q ｢電話｣ "☆" ページ45

～優芽side～

いきなり掛かってきた電話、
公衆電話からとなれば更に警戒する。

｢はい、Aですけど。｣

Aのフリをして、電話に出る。

？｢夜遅くにすみません。
黒子です、黒子テツヤです。｣

…黒子？Aの味方をしてくれた、
水色髪の奴か？

｢黒子くん、いきなりどうしたのですか？
それに、公衆電話からなんて……｣

確か、知らない人にはこんな話し方だった
そんな事を思い出しながら言葉を選ぶ

黒子｢桃井さんから聞きました。
お兄さん達に見つかってしまった事…｣

桃井…何を言ったんだ。
黒子は言葉を繋げた。

黒子｢その後すぐに赤司くんに電話をして
Aさんを匿ってくれる様に、
赤司くんを説得していました。｣

…説得？匿う？
そこまでする必要は無いはずなのに、
何故其処まで必死になる。

｢…そうですか。さつきには、
ありがとうと伝えておいてください。
少し経ったら、お返事させてもらいます｣

チャンスかもしれないと思った俺は、
黒子との電話をすぐに切り、
今後の計画を立て始めた。