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Ki side
「まぁなんか俺に対しては最近ちょっと変だけどもう諦めたし。そのうち飽きんだろ。お前はよこーさんとのことが心配なんだろ?」
「渉?」
「なんか利害の衝突があるんだろ?なんのことかさっぱりわかんねーけど。」
………
藤ヶ谷の眉間にシワが寄って、怒ってるような顔になる。え?なんで?お前は知ってんだろ?よこーさんのことで知らないことなんてないって言ってたし。
「ま、よこーさんだし大丈夫だろ。お前はよこーさんのフォローしとけばいーんじゃね?親友なんだ、し?」
ん?そういえばよこーさんは向こうの味方ってアイツは言ってたな。ってことは仲いい藤ヶ谷も向こう側?よこーさんと藤ヶ谷が敵側?ん?わかんねぇ。あぁ、めんどくさい。
………
「話ってそれ?じゃあもういいよな。よこーさんのことはお前に任せるから。じゃ、行くわ。」
また黙ってしまった藤ヶ谷にそう告げて、ソファーから立ち上がる。なんだか胸が痛い。痛いというか、ぞわっとするというか、きゅうっと掴まれたようなかんじがするというか。なんだ、この感情。とにかくここにいたくない。そう思って鞄を持ってドアへ向かった。
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imtr(プロフ) - まいまいさん» まいまいさん コメントありがとうございます!面白いと言ってもらえて嬉しいです!もう少し続いていきますので、引き続き楽しんでいただけるよう頑張ります! (2021年5月23日 18時) (レス) id: 768e339076 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - えー、わからない…続きが読みたくて読みたくて気になりすぎです!!面白いです。続き楽しみにしています! (2021年5月23日 0時) (レス) id: d8ffbdef31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:imtr | 作成日時:2021年5月19日 12時