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Ki side
2)みつ、
送迎から降りて今日の控室へと向かう途中、隣を歩くニカが声をかけてくる。
2)ガヤになに言われたの
「別になにも？」
2)ほんとに？
疑いの目でニカは俺を見る。
「俺んところに迎えがきたときにはもう乗ってたから挨拶しただけ。別になんもないよ。」
他のやつには言うなと言われている手前、当たり障りのない答えをしておいたのに
2)呼び出したりされてない？
なんで的確にわかるんだよ。
「…なんで？」
戸惑ってしまった微妙な間は、ニカにどう捉えられただろうか。
2)呼び出されても行っちゃだめ。もしそんなことがあったら俺も付いてくからちゃんと言って。
真っ直ぐな目で俺を見てくるニカに、正直に言えないことが多少の罪悪感を生むけれど、藤ヶ谷に呼ばれることなどないに等しいのだから、相当なことなのかもしれない。
「いや、そもそもアイツから呼び出されるようなこともないと思うけどさ、お前付いてくんの？」
2)うん。じゃないと守ってる意味ないからさ。
"呼び出しなど無い"というところを信じてくれたのか、ほっとした顔で、でもハッキリとそう言うニカ。守ってる意味ってなんだ？誰から？何から？それに藤ヶ谷は関係あるの？
2)みつ、わかった？絶対俺に言うんだよ？
「…わかった。」
あぁ、またわからない。分からないことが、増えていく。先に歩きだしたニカの背中を見ながら気付かれないようにため息をついた。
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imtr(プロフ) - まいまいさん» まいまいさん コメントありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！もう少し続いていきますので、引き続き楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2021年5月23日 18時) (
レス) id: 768e339076 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - えー、わからない…続きが読みたくて読みたくて気になりすぎです！！面白いです。続き楽しみにしています！ (2021年5月23日 0時) (レス) id: d8ffbdef31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：imtr
| 作成日時：2021年5月19日 12時
