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捌拾漆話 ページ46

柱合会議の翌朝。



宇髄さんから屋敷に来いという文がきた。


あの人は本当に怪我人なのかと思うほど元気に見える。







宇髄さんの屋敷に行くと珍しく門の前に立っていらした。









「宇髄さん、寝て待っていてください。」









「開口一番がそれかよ。」









この状況下であれば誰もがこの言葉が出てくる気がしてならない。




宇髄さんはそのまま入れと言って中へ案内してくださった。









「まぁ座れや。」









「何か変ですね、どうされたんですか?」









「お前他のやつと俺に対する態度と違いすぎだろ!

いいけどよ!」









半ば怒りながら座られた。

対面に座ると 雛鶴さんがお茶を持って来てくださった。


御礼を言うと、優しい笑顔で いいえ と返され そんなに時間は経っていないのに 懐かしさがあった。









「もう伊黒と不死川から話は聞いたか?」









「聞きました。


有難いですけれど、他の方の手を煩わせないでください。

申し訳なくなるでしょう。」









「可愛くねぇな、全く。



俺はもう満足いくまで稽古つけてやれねぇんだよ。我儘言うな。」









我儘を言ったのは宇髄さんでは…?


と思ってしまったけれど、口には出さない。









「まぁ聞いてんならいいや。



今日はお前に贈り物があって呼んだんだわ。」









この人は相変わらずだなぁとしみじみ思った。


宇髄さんは立ち上がって贈り物とやらを取りに行かれる。









「体は大分良くなったのですか?」









「三日もありゃ大体回復できる、舐めんな。



おらよ。」









到底贈り物をする態度とは思えない感じで ゴトッと机の上に置かれた。









「これは…」

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ヒイロ(プロフ) - 暖かいコメントに励まされております(灬´ ˘ `灬) 体調の心配をしてくださり大変嬉しく思います、かなり様もお気をつけてお過ごしください、本当にありがとうございます! (2020年4月26日 0時) (レス) id: e6a13b5d4e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 最近体の調子いかがですか?私、ヒイロさんに憧れていて更新されているとすごいなぁと思いながら読んで勇気をもらっています!(≧∇≦)これからも体に気をつけて頑張って下さい!応援しています! (2020年4月25日 19時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
ヒイロ(プロフ) - かなりさん» 再びコメントくださりありがとうございます(灬´ ˘ `灬)これ以上にない嬉しさであふれております…!私もコメントをくださるおかげで頑張っていけます、お気遣いまでしていただいて本当にありがとうございます! (2020年4月20日 17時) (レス) id: e6a13b5d4e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説が大好きすぎてドキドキとワクワクが止まらないほど、待ち遠しいです!言うのは早いと思うのですが言わせて下さい。「この小説を作ってくれてありがとうござます!いつもこの小説があるから頑張れます!」これからも体に気をつけて下さい!応援しています! (2020年4月20日 13時) (レス) id: 591368bcea (このIDを非表示/違反報告)
ヒイロ(プロフ) - かなりさん» コメントありがとうございます!そのようなことを言っていただけることが本当に嬉しく存じます。 お気遣い痛み入ります、ありがとうございます(灬´ ˘ `灬) (2020年4月17日 13時) (レス) id: e6a13b5d4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒイロ | 作成日時:2020年4月12日 11時

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