漆拾肆話 ページ32
「起こしてしまい申し訳ございません。
今は回復のためにお休みになって下さい……何故輝柱と…」
「バーカ、お館様から聞いてるに決まってるだろ。
…つっても聞いたのは最近だけどよォ。
柱になるのをのばしてもらった時に聞いた。
そんときに柱としての呼び名の相談を受けてたんだわ。」
そういった後に、師範に隠し事しやがって このやろう。と弱々しく怒られた。
「やっぱり師範は素晴らしい上官ですね。
見習わなくては。」
「誰が師範だボケ。
わざとだろ。
じゃあな、A。近々柱合会議だろ?頑張れよ。」
「明日、です。ありがとうございます。
おやすみなさい、宇髄さん。
御自愛くださいね。」
それだけ告げると今度こそ退室した。
雛鶴さん、まきをさん、須磨さんにも御礼を言い屋敷を後にした。
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次に蝶屋敷へ向かう。
途中で蝶々の羽の紋様を模した羽織を着た綺麗な女性とすれ違った。
その女性は私とすれ違いざまに勢いよくこちらを振り返られた。
蟲柱様、きっとそうだろう。
「どうされましたか?」
流石に綺麗に二度見されてしまっては反応せざるを得ない為 声をかける。
「いえ、知人に似ておりまして…
足を止めさせてしまいごめんなさい。
蝶屋敷に向かうのですか?」
「いえいえ、私こそ呼びかけてしまったので問題御座いません。
今から蝶屋敷で療養中の弟弟子たちの見舞いに行く所存でございます。」
この方は柔らかいけれど何か隠しているようなそんな気がした。
要件を伝えると そうですか、ゆっくりしていって下さいね。 といって去っていった。
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ヒイロ(プロフ) - 暖かいコメントに励まされております(灬´ ˘ `灬) 体調の心配をしてくださり大変嬉しく思います、かなり様もお気をつけてお過ごしください、本当にありがとうございます! (2020年4月26日 0時) (レス) id: e6a13b5d4e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 最近体の調子いかがですか?私、ヒイロさんに憧れていて更新されているとすごいなぁと思いながら読んで勇気をもらっています!(≧∇≦)これからも体に気をつけて頑張って下さい!応援しています! (2020年4月25日 19時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
ヒイロ(プロフ) - かなりさん» 再びコメントくださりありがとうございます(灬´ ˘ `灬)これ以上にない嬉しさであふれております…!私もコメントをくださるおかげで頑張っていけます、お気遣いまでしていただいて本当にありがとうございます! (2020年4月20日 17時) (レス) id: e6a13b5d4e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説が大好きすぎてドキドキとワクワクが止まらないほど、待ち遠しいです!言うのは早いと思うのですが言わせて下さい。「この小説を作ってくれてありがとうござます!いつもこの小説があるから頑張れます!」これからも体に気をつけて下さい!応援しています! (2020年4月20日 13時) (レス) id: 591368bcea (このIDを非表示/違反報告)
ヒイロ(プロフ) - かなりさん» コメントありがとうございます!そのようなことを言っていただけることが本当に嬉しく存じます。 お気遣い痛み入ります、ありがとうございます(灬´ ˘ `灬) (2020年4月17日 13時) (レス) id: e6a13b5d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒイロ | 作成日時:2020年4月12日 11時