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ある日の柱合会議-宇髄視点- ページ3

煉獄の訃報の数日後、次の柱の選定で産屋敷邸に呼ばれた。



きっとAの名前が上がるのだろう。

今の甲で条件を満たしているものも、柱になる実力を備えているのもあいつだけだ。









「どうやってのばしてもらうかねぇ…」









意図せず口から出た言葉を隣にいた胡蝶が聞いていたらしく口を開いた。









「のばす…とは何をでしょうか?」









急にそんなことを言いだすんだ、疑問を抱くのはしょうがねぇ。


俺としたことが口から出ていたなんて地味な失態を犯した。









「……なんでもねぇ。」









「なんだ宇髄、らしくもない。

まさかお前の継子を柱にするのをのばす…などと抜かすわけではないだろうな?」









どうしてその距離から俺たちの会話を聞いていたんだ、と思わざるを得ない。

伊黒に絡まれるとは思ってもいなかった為に顔が歪む。



変な言い訳をするより打ち明けてしまった方が早いと判断した。









「そのまさかだよ、まだあいつを柱にしてやれねぇ。」









「あら……ですが宇髄さんの継子の他に相応しい方もいません。

柱を空席のままにして置くおつもりですか?」









まぁそりゃそうなるわな。

と言うわけにもいかないし、どうすっかなぁと考えていたら伊黒にネチネチと言い立てられた。









「あーーもう うっせぇ!


お館様がいらっしゃったらちゃんと話すから黙ってろ!」









「…やむを得ない事情があるのか……南無……」









珍しく非鳴嶼さんが庇うような形を取ってくれた。


それでも伊黒は変わらず不平を言い続ける。









「あのー…宇髄さんの継子ってどんな子なんですか?」









純粋に疑問に思ったであろう甘露寺が助け舟を渡してくれた。

マジで助かった。今までで一番感謝している。









「そうだな……筋が良くて 吸収が早い。

あとは速いな、動きが。」









「えらく褒めるじゃねェか。」









今まで苛立ちながら傍観していた不死川に珍しいもんを見るような目をされた。

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作者名:ヒイロ | 作成日時:2020年4月21日 19時

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