検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:745 hit

5話 ページ6

「…まずは自己紹介が先であったな、わしの名前は大川平次太秦!この学園の学園長をしておる!!」

『あ、浅野真矢です……』

本当にアニメで見たままの言動で少し感動すら覚えてしまう。
隣にはおなじみのヘムヘムもいて、こちらを少し怪しそうな顔で見つめている。

「お主が泣きながら助けを求めてきたと聞いたが、一体何があったのじゃ」

ここであなたたちのことはアニメになってて全員知ってます!大好きです!なんて言ったら絶対速攻天女案件でぶっ殺だ。いやでも、前に私のような人間が来ていたら大体の事情は知ってるはず。もしかして私の知ってる展開じゃない…??………少し賭けてみよう。

『………頭のおかしい女だと、思われるかもしれないんですけど』

実は私、未来から来たんです。
もちろん忍たま乱太郎のことは伏せる。

「……可哀想に、頭を打ってしもうたのかもしれぬな…」

『言わんこっちゃない!!』

「冗談じゃ、続けてみよ」

途端に真剣な顔つきに戻る学園長。

『帰ってたらなぜか森にいて、急でしたからパニックになって、通りかかった人に咄嗟に助けを求めたんです』

「ふむ……では、その未来から来た証拠となるようなものはあるかの?」

そう来たかーーーっ!!!制服……は南蛮の着物だと思われたし、荷物はチャリの前カゴに放置だし………なんか出てこい、とポケットを探る。

……もしかしてこれは!!

『あった!!三ツ◯サイダーの飴!!!』

舐めるたびにパチパチして果物の味が広がる絶品の飴だ。口の中で転がしすぎるとパチパチしすぎてちょっと痛くなるのが難点だけども。早速学園長に見せる。

「……このような素材の袋は見たことがない。それに文字も楷書であるな」

ちなみに飴はそのまま学園長にあげた。未知の食感に驚きつつもお気に召したようで2個目をねだられたが、あいにく1個しかなかったのであげることはできなかった。

「未来の菓子は非常に進歩してあるようじゃの!!」

6話→←4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:忍たま乱太郎 , 天女 , rkrn
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (4月3日 22時) (レス) @page6 id: f020fc6e38 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ🌹 - 面白いし好きです (3月28日 18時) (レス) id: f00e066842 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鯖の塩焼き | 作成日時:2024年3月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。