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4話 ページ5

「なら良いんですけど…起きたら学園長のところへ、言われているのですが……歩けますか?見たところ大きな怪我もなかったので大丈夫だと思うんですけど……」

『ありがとうございます、歩けそうです』

このままサクッと殺されるのかもしれないと思うと、心の中の涙が止まらない。いつ死んでもいいようにこのCV置◯さんの生声とアニメで見たままの好青年っぷりを頭の中で録画しておこうと思う。

「よかった、では案内するのでついてきてください。」

後ろ姿を見てみると、私より少し大きいぐらいで、現代基準で行けば小柄の部類に入るぐらいだった。でも室町時代の男性の平均身長は約157cmらしいからきっと大きい方なんだろう。

ちなみに私の身長は155cm。まだ伸びているので1年もあれば抜かしているかもしれない。
 
現実逃避でそんなことを考えながらついて行くと、これまたアニメで見たことのある学園長の庵に着いた。

「失礼します。学園長先生、お連れしました」

「いらっしゃったか……どうぞこちらへ。」

中に入ったのは私だけで、伊作先輩(おそらく)は私に一礼をして帰ってしまった。

てかなんでさっきからみんな敬語なんだ……!!!やっぱり夢小説の天女モノの世界線に違いないなここ!!!きっとこのあと案内された部屋の天井裏から上級生が出てきて苦無でブスッとやられるんだ!!!

「……早速本題に入らせていただくが…

どこの国の姫様ですかな。」

『……え?』

「隠そうとしても無駄ですぞ、この老いぼれの目は誤魔化せませぬ」

何言ってんだこのおじいちゃん!!!私は至って普通の女子学生ですが?!どこをどう見たら姫に見えるの!!!!

『あの、私姫でもなんでもなくて…!!』

「その変わった着物、おそらく南蛮の物でしょう。いち町娘があんな高価な代物を買えるわけが……」

『今じゃそっちの方が……ンン"ッ、私の住んでいるところではこれが普通なんです!』

「……であれば敬語は外そうかのぉ」

『ぜひそうしてください……』

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(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (4月3日 22時) (レス) @page6 id: f020fc6e38 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ🌹 - 面白いし好きです (3月28日 18時) (レス) id: f00e066842 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鯖の塩焼き | 作成日時:2024年3月20日 22時

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