弐拾捌,あなたに感謝を___ ページ33
. あなたside .
.
「A…!」
こちらに気づき振り向いては嬉しそうな顔をして直ぐに走って近寄って相手の手を強く握り胸の辺りまで持ち上げた
「色々と手助けしてくれてありがとう!Aには感謝したいことが沢山あって、ありがとうだけじゃ足りない!」
『……?!?!』
嬉しそうに言ってくれるのは有難い…有難いんだけど……
炭治郎………
距離が近いの…!!!!
こんな近い距離で炭治郎は何も感じない…?!
手話で伝えたいけど手は掴まれちゃってるし…
す、少し離れてよぉ…!
心の中で炭治郎に呼びかけるもそれは届くはずもなく、むしろグイグイと近寄ってくるばかり
あまりの距離の近さに顔はおろか、耳まで真っ赤に染ってしまい
驚きと恥ずかしさも相まって咄嗟にとった行動が
炭治郎を背負い投げしてしまった
「おわっ…?!」
「「「あっ…!」」」
ドターンッ
その場で鳴り響く痛々しい音
『…っ!……………!!!!』
「"…っ!炭治郎のばか!"」
頬を膨らましては腕を組んでそっぽを向いた
なぜ背負い投げされたのかも、なぜAが怒ってるのかも、なぜ"ばか!"って言われたのかも全く分からない鈍感炭治郎はわけも分からず、とりあえず土下座してAに必死に謝った
『……。』
「きっと照れてるのね!」(ヒソヒソ)
「A様林檎のように赤いわ!」(ヒソヒソ)
「可愛らしい!」(ヒソヒソ)
『………。…、………。……………!』
「"炭治郎。その、ごめんね。でも炭治郎も悪い!"」
ちらっと相手の方を見ては申し訳なさそうな表情を浮かべ、そっと手を差し伸べては少しだけ怒った表情を浮かべるが頬は薄らと紅く染っていた
「ご。ごめん、、次からは気をつけます」
『………!…………………?』
「"分かればよろしい!汗もかいてるだろうからお風呂入ってきたら?"」
「あぁ!そうするよ!じゃAまた後で!」
「カナヲもお疲れ様!葵さん、なほちゃん、きよちゃん、すみちゃん達もありがとう!では、失礼します!」
ニコッと優しく太陽のように微笑むあなたは皆にもお世話になったと挨拶をし大きく手を振り風呂場へ向かった
弐拾玖,楽しい時間を___→←弐拾漆,機能回復訓練.其の伍___
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零(プロフ) - 絵宙(えそら)さん» ご報告ありがとうございます(´;ω;`)誤字の方直しておきました、!自分はこの作品の主体である炭治郎が推しです、! (2020年4月6日 16時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 参の最終選別で、よろしくがろよしくになっていました…面白いです!これからも頑張ってください!!零さんは誰推しでしょうか?私はカナヲちゃんと獪岳が好きです!! (2020年4月6日 11時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 暇神さん» あわわ!誤字脱字が多くて現実に戻される時があるかもしれませんのに……そんなお言葉が嬉しいです、!これからも頑張っていきます、!ありがとうございます、! (2019年12月22日 18時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
暇神 - 何だかこの小説を読んでいると、自分がこの世界にいる感じがしてとても幸せでした!次の更新を楽しみにまっています! (2019年12月21日 2時) (レス) id: 431fb3f7fc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ARUPAKAさん» ありがとうございます(´;ω;`)そのお言葉が力になります、!頑張ります、! (2019年12月13日 22時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零~rei~ | 作成日時:2019年11月27日 22時