【鬼滅の刃】声が出ない少女と鼻が良い少年のお話【竈門炭治郎】

弐拾漆，機能回復訓練.其の伍＿＿＿ ページ32

. 炭治郎side .

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なほちゃん、きよちゃん、すみちゃんが瓢箪(ひょうたん)を持って来た



｢A様に頼まれたので瓢箪をお持ちしました！｣




｢え、瓢箪…？｣





｢はい！瓢箪です！｣









Aは何を思って瓢箪を持ってこさせたんだ？！
中身は空みたいだし、これも機能回復訓練に必要なのか…？









｢この瓢箪を吹いて割るんです！｣


｢吹いて割る？！｣


｢しのぶ様とA様が教えて下さいました！この瓢箪を使って全集中・常中の呼吸を鍛えた方が早いと仰ってました！｣





｢カナヲ様も瓢箪を使って鍛えておりました！｣









｢へぇ…なるほど｣






この硬い瓢箪を割ることによって鍛えられるってことか…あの二人はすごいな…









｢じゃあ、カナヲもこれを吹いて全集中・常中の呼吸を取得したんだね！｣









｢いえ！カナヲ様は今別な瓢箪を割ろうとしてます！｣








｢え"っ？！？！？！？！｣









｢この瓢箪です！｣








ﾄﾞﾝｯと鈍い音が響くと目の前には大きな瓢箪が置かれていた









あの華奢な女の子が？！






え、、？！でっか！？！？！？





頑張ろ！！！！！








＿＿＿＿







そこからは毎日訓練、全集中・常中の呼吸、習ってきたことを毎日やり、その後は瓢箪を吹く。









その数日後＿＿＿








ﾊﾟｧﾝ！！！








｢…！！｣




｢わぁ！割れた！｣


｢やったぁ！！！｣


｢おめでとうございます！炭治郎さん！｣







割れた…！やっと、割れた！！！これでカナヲにかなり近づいた！







次の日の機能回復訓練にて＿＿






｢っ…！｣




｢勝ったーーー！！｣

｢勝ったのかな？｣

｢置くのもかけるのも一緒よ！｣









やった、、！やったよ！A！！







ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ







｢！！…あっ、A！｣







拍手が聞こえ、後ろを振り向くとAがニコッと優しく微笑みながら拍手をしてくれていた


久しぶりに会えた…！感謝しないと…！





｢A…！｣

弐拾捌，あなたに感謝を＿＿＿→←弐拾陸，機能回復訓練.其ノ肆＿＿＿＿

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