拾捌,蝶屋敷___ ページ21
. 炭治郎side .
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そんなに遠くないであろう、黒服の人が足を止めた。
目の前には大きな屋敷が立っていた。
玄関の戸を開け中に入り黒服の人が声をかけるが返事はなかった。
「勝手に上がるのもなぁ……」
「庭の方回ってみるか?」
と、2人でなにやら話し玄関を出て庭の方へ足を向けた。
無数の蝶に囲まれ一人たたずむ一人の少女が目に入った。
「あっ、いる。人いる」
「あれは、えーーっと…そうだ」
「"継子"の方だ。お名前は…」
「ツグコ?ツグコってなんです…か……」
「栗花落カナヲ様だ。」
その子を見た瞬間何故か不思議な感覚に囚われた。
なんだろう、この匂いと感覚は。
何も、考えていないような、、
「継子ってのは柱が育てる隊士だよ。相当才能があって優秀じゃないと選ばれない」
「女の子なのにすげぇよな」
思い出した、!
あ、最終選別の時の子だ
「胡蝶様の申し付けによりまいりました。お屋敷に上がってもよろしいですか?」
黒服の人が上がってもいいか許可を得るために話をかけるがカナヲと言う子はニコニコと笑みを浮かべるばかりで何も言わない。
「どなたですか!!」
後ろから大きな声で怒鳴りつけるように話をかけられ心臓が飛び出でるかと思った。。
「"隠"の方ですか?怪我人ですね。こちらへどうぞ。」
と喋り出すと他に何も言うことはなく早足へ屋敷の方へ向かって歩いた
先程のカナヲというこの方を振り向くとこちらをにこやかに見ながら何もすることなくただ立っていた
「五回?!五回飲むの?一日に?!」
「3ヶ月間のみ続けるのこの薬?!これ飲んだら飯食えないよ!」
「すげぇ苦いんだけど!ていうか薬飲むだけで俺の腕と足治るわけ?!ほんと?!」
何やらとある部屋から叫び声が聞こえる
この声と言い文句と言い匂いと言い
少し…いやかなり心当たりがある
「まだ騒いでるのあの人…」
姿を見た瞬間……
やはり、そうだ
「善逸…!!」
「静かになさってください!!」
「説明は何度もしましたでしょう、いい加減にしないと縛りますからね!」
と、先程の女の子が怒鳴ると大人しくなり
蹲ってしまった
「まったくもう…」
「善逸!!」
「ギャーッ」
「大丈夫か?!怪我したのか?!」
「山に入ってきてくれたんだな…!!」
と話しかけるとこちらを見てはまた泣き叫び始めた
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零(プロフ) - 絵宙(えそら)さん» ご報告ありがとうございます(´;ω;`)誤字の方直しておきました、!自分はこの作品の主体である炭治郎が推しです、! (2020年4月6日 16時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 参の最終選別で、よろしくがろよしくになっていました…面白いです!これからも頑張ってください!!零さんは誰推しでしょうか?私はカナヲちゃんと獪岳が好きです!! (2020年4月6日 11時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 暇神さん» あわわ!誤字脱字が多くて現実に戻される時があるかもしれませんのに……そんなお言葉が嬉しいです、!これからも頑張っていきます、!ありがとうございます、! (2019年12月22日 18時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
暇神 - 何だかこの小説を読んでいると、自分がこの世界にいる感じがしてとても幸せでした!次の更新を楽しみにまっています! (2019年12月21日 2時) (レス) id: 431fb3f7fc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ARUPAKAさん» ありがとうございます(´;ω;`)そのお言葉が力になります、!頑張ります、! (2019年12月13日 22時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零~rei~ | 作成日時:2019年11月27日 22時