壱,狐のお面__ ページ3
.
禰豆子が目覚めなくなってしまった。
鱗滝さんが教えてくれたことを毎日欠かさず行った。
だが____
半年経っても岩は切れなかった。
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負けては行けない、挫けるな……
「頑張れ俺!頑張れ!」
頭を大きな岩に叩きつけ自分に言い聞かせた
その時だった___
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「うるさい!」
「?!」
「男が喚くな。見苦しい。」
「…………?!」
いつの間に?!匂いがしなかった。
狐のお面……?
「どんな苦しみにも黙ってたえろ。お前が男なら…………男に生まれたなら___」
岩の上に座っていた狐のお面をつけた人はゆっくりと立ち上がり此方に向かって歩いてきた
その瞬間だった___
「!!」
早い……!
「
「そんなものは男ではない。」
「き…………急に何するんだ!」
「お前の方こそ何をしている。」
何をしてる?
何って、、それは…………
「鍛錬を……」
「いつまで地面に尻をついているのか。構えもせずに」
「…………!」
.
「さぁ、かかってこい」
かかってこい?何を言っているんだ。
これじゃあ不利じゃないか__
「でも……君は木刀で、俺は真剣だ」
「ふ、はは、ハハハハ!心配してくれてありがたいことだ!お前は俺に怪我をさせると思っているみたいだな!だがな……俺はお前より強い」
「"岩を切っている"からな!」
?!
岩を切った……?
あんな大きな岩をか……?
「お前は何も変わっていない。鱗滝さんから教わった"全集中の呼吸"をただ知識として学んだだけで体は何も変わっていない!」
鱗滝さんのことを知っている……?!
一体この人は…………
「鱗滝さんが教えてくれたことを忘れぬように!骨の髄まで叩き込め!」
「…っ!毎日やっている!でも!これ以上先に進めないんだ!」
「進め!男に生まれたなら進む以外の道はない!」
.
「お前の力を見せてみろ!」
「あぁぁぁあ!!!」
______
『…………』
「気絶しているだけだ。」
『…………!』
「心配だよね。大丈夫大丈夫。」
「後は任せたぞ」
「うん。分かった。」
『…………コクコク))』
誰か…………周りで。
喋っている。
誰だ?
手が暖かい。
ゆっくりと目を開けた
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零(プロフ) - 絵宙(えそら)さん» ご報告ありがとうございます(´;ω;`)誤字の方直しておきました、!自分はこの作品の主体である炭治郎が推しです、! (2020年4月6日 16時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 参の最終選別で、よろしくがろよしくになっていました…面白いです!これからも頑張ってください!!零さんは誰推しでしょうか?私はカナヲちゃんと獪岳が好きです!! (2020年4月6日 11時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 暇神さん» あわわ!誤字脱字が多くて現実に戻される時があるかもしれませんのに……そんなお言葉が嬉しいです、!これからも頑張っていきます、!ありがとうございます、! (2019年12月22日 18時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
暇神 - 何だかこの小説を読んでいると、自分がこの世界にいる感じがしてとても幸せでした!次の更新を楽しみにまっています! (2019年12月21日 2時) (レス) id: 431fb3f7fc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ARUPAKAさん» ありがとうございます(´;ω;`)そのお言葉が力になります、!頑張ります、! (2019年12月13日 22時) (レス) id: ec41798bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零~rei~ | 作成日時:2019年11月27日 22時