無愛想な残念美人【斉木楠雄のΨ難】 (ページ2)

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一話ページ2

雲雀side

「転校生だってよォ！」

「ダークリユニオンのスパイだったりしてな...！」

今日は騒がしい。

なんでも、転校生が来るとかなんとか。

正直いって、私は睡眠時間を邪魔されなければ

なんでもいいので、気にはしていないのだが...

転校生への期待のせいなのか、

私を囲んでいるバカと厨二病が煩い。

「転校生どんなやつだろうな、雲雀！」

「...フッ、俺の力で怯えなければいいがな...！」

『煩い。私の睡眠の邪魔すんな、えっと...燃田と海中だっけ？(名前呼んだつもり)』

「違うわバカ！！なんだよ海中って！海藤だ！」

「何言ってんだおめぇ、燃堂だろ！いい加減覚えろよォ。」

うわ、バカにバカって言われたんだが。

『仕方ないだろ、名前を覚えるのは得意じゃないんだ。
どうでもいいし。』

「どうでもいいってなんだよ！！」

『ツッコんだり、厨二ぶったり忙しいヤツだな、海本は。』

「海藤だっつてんだろ！！」

あー、うるさうるさ。

『じゃあ、私は寝r』

「みんな～、席ついてー！転校生の子が挨拶するから。」

うわ、最悪。

私の睡眠時間を返せ。

覚えとけよ、海田と燃気。(←間違ってる)

先生の後ろから入ってきたのは、

メガネをかけた男子だった。

地味そうな見た目に一気にテンションが下がる

クラスの奴ら。

やめたげろよ、可哀想だろ。